【NFL】8連敗に「いら立ちと励みを両方感じる」とベアーズのルーキーQBウィリアムズ
8連敗という苦境により、シカゴ・ベアーズのルーキークオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズは身体的にも精神的にも大きな打撃を受けている。全体1位指名のウィリアムズは、マンデーナイトに行われたミネソタ・バイキングスとの試合で2度サックされ、今シーズンの被サック数は58に到達した。これは1970年以降のルーキーとして歴代3位の記録だ。ウィリアムズはこれまでの14試合中、13試合で複数回サックされている。
それに加え、チームの連敗も止まらない。8連敗はベアーズのフランチャイズ史上、単一シーズンの連敗記録として2番目の長さに並ぶ。バイウイークに入ったシーズン第7週の時点で4勝2敗だった戦績は、そこから4勝10敗へと転落。これで4年連続となる10敗以上のシーズンが確定した。
第4クオーター序盤、第4ダウンでリスクの高いプレーに失敗したウィリアムズは、その後にベンチで痛みとフラストレーションを露わにしていた。それでも、この連敗の中で何とか希望の光を見いだそうとしている。
「この状況にはいら立ちと励みの両方を感じる」とウィリアムズは『ESPN』のコートニー・クローニンに語った。
「フラストレーションを感じるのは、もちろん連敗中だからだ。何試合だっけ、8試合? そう、8連敗だ。こんなのは初めてで、経験したことがない。それがフラストレーションの原因だ。それでも励みになるのは、チームとして懸命に戦っていることだ」
「励みになるのは、今シーズンに起こったすべてのことをチームとして乗り越えようとしていること。シーズン序盤に自分が思うようなプレーができず、見えているはずなのにできないもどかしさを感じながらも、成長し続け、進歩し続けようとしてきた。コーチが解雇されたり、いろいろなことがあって、今は4勝10敗。そんな状況でも毎日起きて、いつも通りやるべきことをやる。それができていることが自分にとって励みだし、チームにとっても励みだ。だからこそ、続けなければならない。フラストレーションもあるけど、同時に励みも感じている」