年金月5万円・73歳の紫苑「高い=質がいい」との思い込みでニセモノを購入…安すぎると警戒、そこそこの値段に安心する<安売りのトリック>
2024年1月に、年金額が昨年度から2.7%引き上げられましたが、物価高もあり、将来に備えてお金を貯めたくてもなかなか貯まらない…と悩む方も多いことでしょう。そこで今回は、年金月5万円でも楽しく暮らすブロガー・紫苑さんに、節約術やお金との向き合い方を教えていただきました。紫苑さんいわく「高いモノのなかには、実は安価なモノとあまり変わらないモノがある」そうで――。 【マンガ】食べると美味しい上にどんどん健康になった食材とは… * * * * * * * ◆質と値段の法則 「安物買いの銭失い」という言葉があります。質のいいものは高い、高いものは質がいいと思われていますが、果たしてそれは本当でしょうか。 今ではプチプラコスメが優秀なことはよく知られています。実際、基礎化粧品のニベアは高級基礎化粧品と成分は変わらないのです。 少し前に「ニセモノと本物」を見分けるテレビ番組がありました。 高級品と百均グッズ、高級和牛と安い牛肉などを並べ、どれが「本物」かを当てる番組です。 高級品を買い、グルメを食べているタレントたちでさえ、その真贋(しんがん)がわからず右往左往する様子が面白い番組でした。 ここで言いたいのは、安くてもいいモノがある、ということではありません。高いモノのなかには安価なモノとあまり変わらないモノがあるということです。 あるモノの値段が高い安いという前に、自分にとっての適正な価格と質を考えることが先。 モノが先にあるのではなく、自分が先にあるということです。
◆イワシ たとえば、わたしの1万円食費で「イワシ」は大きな位置を占めています。 最初こそ、安いという理由で買っていましたが、実際、食べると美味しい上にどんどん健康になりました。 そうなるとレシピの幅も増え、今ではスーパーにないと寂しい、もの足りないとまで感じるようになっています。 ちなみに、安さと栄養の関係からいうと、イワシ、レバー、サバ、豚肉、牛肉という順で優秀ということになります。 そして、今のわたしにとっては おおむね「美味しい順」でもあります。
【関連記事】
- 年金月5万円・73歳の紫苑が節約生活でむしろ楽になったこととは…「無料サービス」は結局<高くつく>
- 「収入さえ増えれば貯金も増えるのに」それって本当?年金月5万円・73歳の紫苑が考える<お金が貯まる人>の特徴とは
- 紫苑72歳・年金月5万円生活 65歳で購入した築40年の一軒家の価格とは?家賃からの解放という安堵を得た今感じていること【2023年4-9月ベスト記事】
- 紫苑「浪費家だった私の年金5万円生活。5万円から水道光熱費や固定資産税など引いた残りで食費を賄う毎日は楽しく、この先まったく不安なし」【2023年上半期BEST10】
- 年金月5万円72歳の紫苑 暑さも財布も厳しいご時勢「高齢者の栄養失調」が増えていると聞き。節約「最初の一歩」は安くて栄養豊富な食材を見つけること