伊東純也、中村敬斗先発のスタッド・ランスは3戦ぶり黒星…ホームでRCランスに2発完敗
リーグ・アン第13節が30日に行われ、スタッド・ランスとRCランスが対戦した。 前節終了時点で5勝3分4敗の成績を残し、勝ち点「18」を積み上げて8位につけるスタッド・ランス。10月下旬から3連敗を喫するなど苦しい時期もあったが、前々節のル・アーヴル戦を3-0と大勝で飾ると、前節はリヨンと1-1のドローを演じており、現在は2戦負けなしと悪くない状態だ。 今節は、ここまで4勝5分3敗の勝ち点「17」で、スタッド・ランスに次ぐ9位につけるRCランスをホームに迎える。昨季までスタッド・ランスを率いたウィル・スティル監督が率いるチームとの一戦に、伊東純也と中村敬斗はともにスターティングメンバーに名を連ねた。 試合の均衡が破れたのは23分。RCランスは右サイドからクロスボールを放り込むと、ボックス内で跳ね返されたものの、セカンドボールにアドリアン・トマソンが反応。胸トラップから右足を振り抜くと、狙い澄ました右足のミドルシュートがゴールに吸い込まれ、RCランスが先手を取った。 1点ビハインドとなったスタッド・ランスは38分、ウマル・ディアキテのポストプレーから、落としを受けた伊東が右サイドを縦に破ってクロスボールを送る。ファーサイドへ入ってきたセルヒオ・アキエメが頭で合わせたものの、枠に飛ばすことはできない。続く41分には、右サイド大外でボールを持った伊東が、今度は内側のスペースへドリブルで侵入。右足アウトサイドで縦へ預けると、待っていた中村がターンして右足を振ったが、シュートはGKブライス・サンバに防がれる。前半はこのままRCランスの1点リードで終了した。 後半に入ると59分、RCランスは最初の決定機を構築。自陣右サイドで中村からボールを刈り取ったケヴィン・ダンソが、自ら持ち運んで背後のスペースへスルーパスを届けると、抜け出したムバラ・エンゾラが1対1のチャンスを迎えたが、ここは仕留めきれない。 それでも、直後の61分にはエンゾラが直前のミスを帳消しとする。中村のスライドが遅れたことで発生したスペースをプジェミスワフ・フランコフスキが前進すると、縦パスを受けたアンジェロ・フルジニがボックス内へ繋ぐ。待っていたエンゾラはうまくターンして相手2人をかわすと、自ら左足で流し込み、RCランスが追加点を奪った。 まずは1点を返したいスタッド・ランスは73分、伊東が持ち味のスピードを発揮してゴールへ迫る。自陣でコーナーキックを跳ね返したところから、抜け出した伊東がスピードを上げて独走。GKと1対1のチャンスを迎えたが、ここはGKサンバに阻まれた。 試合はこのままタイムアップ。スタッド・ランスは3日に行われた第10節トゥールーズ戦(●0-1)以来、3試合ぶりの黒星を喫した。一方のRCランスは2試合ぶりの白星を飾っている。中村は67分までプレーし、伊東はフル出場を果たした。 次節は12月8日に行われ、スタッド・ランスは敵地でストラスブールと、RCランスはホームでモンペリエと、それぞれ対戦する。 【スコア】 スタッド・ランス 0-2 RCランス 【得点者】 0-1 23分 アドリアン・トマソン(RCランス) 0-2 61分 ムバラ・エンゾラ(RCランス)
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