RIZIN王者・斎藤裕のラーメン愛は「食べる」から「作る」へ 朝倉未来コラボの反響、そしてファイターとして…【インタビュー】
RIZIN初代フェザー級王者の斎藤裕が、東京・秋葉原にラーメン店「麺ZINさいとう」を来年1月にオープンする。RIZINで2度の激闘を繰り広げた朝倉未来とコラボしたYouTubeで紹介され、すでに多くの格闘技ファンが注目しているが、ラーメンを食べるのが大好きだった斎藤は、なぜラーメン店を開業し自らラーメンを作る道を選んだのか。 【インタビュー動画】斎藤裕のラーメン店『麺ZINさいとう』に直撃取材!朝倉未来とのコラボ裏話&今後の選手活動について語る ORICON NEWSは開店準備中の「麺ZINさいとう」を訪れ、来年1月の正式オープン、そして今月のプレオープンに向けて準備に多忙な“斎藤店長”にインタビューを実施。ラーメン超激戦区・秋葉原の中心で、ラーメンのチャンピオンベルトを巻くことができるのか。
■看板メニューは「和牛白湯スープ」縁を感じて“超絶激戦区”秋葉原で勝負
――インタビュー前に、ラーメンを作っていただきありがとうございました!和牛スープのラーメンを初めて食べましたが、とてもおいしかったです!斎藤選手が厨房に立って調理されている姿に驚いたのですが、そもそも自らラーメン店を開業しようと思ったきっかけは? 【斎藤】ラーメンは本当に大好きで、選手活動をしていると食べられる量が制限されてしまって、試合が続くと食べられなかったのですが、いつからかタガが外れたようにラーメンを食べるようになりまして(笑)。このラーメンの素晴らしさを伝えるために自分でお店をやりたいと思っても、僕は飲食業界の素人なので難しいことも多いのですが、タイミングや人のめぐり合わせがあり、飲食のスペシャリストの方を巻き込んだプロジェクトを作ることができました。いろいろと教えていただきながら一緒に頑張って進めています。 ――お店の看板メニューを「和牛白湯スープ」に選んだ理由は? 【斎藤】7月の久保優太戦の前にタイで1ヶ月ほど練習して、そこで改めて日本食の素晴らしさに気づいて、特にラーメンと和牛は絶対に世界に誇れるものだと感じたんです。そう思いながら帰国して、空港に迎えに来てくれたマネージャーの遠藤さんと友人で飲食店経営者の臼倉さんと「和牛ラーメンはいけるかも…」って話になりまして。もともとは違うメニューを模索していたのですが、試行錯誤を経て和牛ラーメンにたどり着いたという感じです。 ――斎藤選手ご自身は背脂ラーメンがお好きなんですよね? 【斎藤】背脂ラーメンは自分のストレス解消みたいなもので、減量期は2ヶ月くらいラーメンが食べられないのですが、試合が終わった一発目は背脂を爆盛でマヨネーズをいっぱいかけて…(笑)。ストレスを油で発散していたのですが、自分は和牛をテーマにしたラーメン屋にしました。 ――秋葉原は近辺にラーメン屋が多く、まさに“ラーメン激戦区”ですが、なぜこの場所を選んだのでしょうか? 【斎藤】激戦区というか“超絶激戦区”です(笑)。このエリアだけじゃなく駅の反対口も含めて見渡すと、秋葉原は本当に飲食店の多いグルメタウンで、電車も多いしインバウンドの方も多くて人の流れもすごいです。当初は別のところでやる予定だったのですが、物件探しになかなか苦労していまして。どうしようかなというタイミングでこの物件に出合って、競合の方もいたのですが僕はすごく縁を感じて「契約できるんじゃないか」という予感がありました。そして、大家さんと会って話をさせていただいて、すごく心のある方で素晴らしい言葉もいただきまして、僕もここで頑張りたいと決意したんです。 ――大家さんは斎藤選手がRIZINチャンピオンだということは、ご存じでしたか? 【斎藤】そこまで詳しくないように見えましたが、頑張っている若者を応援したいという気持ちのある温かい方だと感じました。すごくやる気が出ましたし、ここで成功した姿を見せたいと思っています。