庭づくり、どこに頼めばいい?人気の造園家・ガーデナー5選|自宅の庭を頼みたいおすすめパートナーを厳選
これから庭づくりを考えている方へ
「海外移住を選択できるこの時代ですが、日本の自然を身近に感じながら暮らせたら、得難い豊かさを感じることができます。お庭ができたら、あゝやっと深呼吸できる、と言われる方がいらっしゃいますが、緑に囲まれると自分自身に戻ることができるのかもしれませんね。 たとえ小さな場所でも、緑いっぱいの窓がつくれるとよいと思います。それから、山に石が現れる様に、やっぱり石があると落ち着くと思います。この場所で生きていく石=意思が生まれるのかもしれません」 【Niwa Atelier 金子達郎さん】 1975年神奈川県生まれ。大学卒業後、庭師の道に入る。坂井也寸志、渡邉正和、糟谷護に師事。 2006年に庭アトリエを設立(代表作にNIPPONIA HOTEL IGAUENO城下町 、井の頭の家等) 【Niwa Atelier 金子周代さん】 1977年愛知県生まれ。大学卒業後、雑木の庭を創始した作庭家の飯田十基(1890-1977)の孫弟子、坂井也寸志に師事。
SOLSO
【住宅の庭づくりで大切にしていること】 「『暮らし』にどれぐらいの距離感で緑を取り入れるか、クライアントとたくさん会話するようにしています。週末にブーツを履いて花摘みを楽しんだり、鳥や虫と果実の争奪戦をしたり、触れて楽しむ距離感。昼下がりにうとうと窓辺のロッキングチェアに腰掛け庭を眺める距離感。住み手が『庭』とどのように接するか、自分だったらどんな暮らしがしたいか、色んな見方で庭づくりを考えるよう意識しています。 あとは、その植物の魅力がもっとも伝わるよう、植える際の『向き』や『傾き』、『伸び方』等、細部への気配りが全体を成しているということを常に自分に言い聞かせて庭仕事をしています」 ・得意なスタイル 「自分の得意なスタイルというのは特出してもっていません。毎回、異なるお題(住人のライフスタイルや自然環境、地域性)と向き合い、そのときそのときのあらゆる状況を考慮し庭づくりをしてきたので、この植物は必ず使いますという偏った得意スタイルは無いとうのが正直なところです。強いて言うなら、『sweet garden』のような香る植物を用いた庭づくりは得意分野です」