親元離れ集団避難 輪島市の中学3年生、約1か月半ぶりにふるさとへ
日テレNEWS NNN
元日の能登半島地震の後、親元を離れ集団避難していた石川県輪島市の中学3年生が8日、ふるさとに帰りました。 8日朝、白山市の白山青年の家から3台のバスに乗り込んだのは、輪島中学校の3年生73人です。73人は、「フレフレ輪島」などと書かれたメッセージボードを持った職員らに見送られながら、およそ1か月半をすごした避難先を出発しました。 そして、ふるさとに帰ってきた中学生たちは、迎えに来た家族を見つけるとほっとしたような表情を見せ、両手に抱えた荷物を預けていました。 「うれしいです。久々に会えたので」 「一緒にこれからおれるんで、うれしいなという気持ち」 「勉強ですかね。受験があったので。それまで大変だった。ご飯が食べたい。(Q.どんなご飯が食べたい?)お母さんの手作り」 「何事もなく無事に戻ってきてくれてうれしい。受験もあったし(娘が)初めて生で輪島の町を見て、報道とは違った見方はするのかなと思っている」 親元を離れてすごした1か月半の集団生活。少し大人に近づいた中学生たちは9日、卒業という門出の日を迎えます。