【プレミアプレーオフ】プレミア創設から10年以上が経過 プレミアPOは12月の風物詩に
同じくプレミア復帰を決めたG大阪も1年生の頃にプレミアリーグからの降格を味わった選手が多かった。攻守に渡る存在感が際立っていたMF10長田叶羽(3年)もその一人。横浜F・マリノスユースに勝利した直後、「自分たちで降格させて、自分たちで昇格させた。最弱世代と呼ばれてきてずっと悔しかった」と零していたのが印象的だった。特筆すべきセンスを持ちながら華奢な印象が強かった彼も悔しさをバネに逞しく成長した選手の一人だ。 今大会、昇格を果たせなかった12チームは強烈な悔しさを糧に来年以降更に逞しくなるはずだ。昇格を決めた4チームも勝って満足していては強豪が揃うプレミアのステージで戦えない。高校生にとって“終わりの大会”は次への“始まりの大会”でもある。今大会をきっかけにまた来年成長した姿を見せてくれる選手と出会えることを期待したい。 (文・写真=森田将義)