惜敗後は人気ロックバンドのライブへ 竹田麗央はリフレッシュも上手
◇国内女子◇富士通レディース 事前(10日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6697yd(パー72) 【画像】国内ツアー“プロデビュー”馬場咲希の14本 「優勝しか考えてなかった」と4打差逆転を狙った最終日は、池ポチャのダブルボギーもあって4位に終わった。竹田麗央は前週「スタンレーレディス」で史上初の「年間3度の2週連続優勝」を逃したが、そんなことを引きずっていない。 熊本に帰郷し、大分に母哲子さん、兄有男さんと人気ロックバンド「UVER world」のライブを観に行った。約1カ月前から予定していた。師匠でもある母には少々ジェネレーションギャップが大きなステージだったが「曲がかっこいいんで(自分の)横でけっこう楽しんでいたみたいです」と竹田が笑う。 これまでも姉のように慕う小祝さくらとプロ野球観戦をしたり、9月上旬「日本女子プロ選手権」の際は沖縄の海を一緒に楽しんだ。ゴルフを完全に忘れてリフレッシュ。そんな切り替えのうまさが、7勝してポイントランキング1位を独走するシーズンにつながっているのだろう。 本大会では昨年、最終日の中止で36ホール短縮競技になった2日目を「64」で回り、優勝した櫻井心那に3打差及ばず5位で終わった。「ティショットをしっかり振っていける」というコースは、パー3を除く14ホールで1Wを握らないのは2番のみ。「調子はぼちぼちです。まずは、1日4アンダーずつは目指していきたいです」。自慢の飛距離を生かしたパワーゴルフで、竹田が今週も大暴れする可能性は高い。(千葉市緑区/加藤裕一)