新幹線の台車亀裂でJR西日本が会見(全文2)亀裂のメカニズムは確認中
亀裂の寸法と始業検査、亀裂のメカニズムについて
関西テレビ:関西テレビの【イトウ 00:39:27】と申します。ちょっと、同じような質問になるかもしれないですけど、亀裂の件で、そこの資料でいうと160ミリのほうが全部到達しているのは分かるんですけど、この140ミリのほうなんですけど、縦の長さ、これは170ミリでいいですかね。そうすると170から、先ほどの亀裂入っているので、30ミリぐらいがつながっていた状態ということでよろしいのかっていうのと、あと仕業検査のところで、東海さんが東京の車両所でっていう話があったんですけど、仕業検査をやられたのは東海さんでいいのかっていうのと。 今の神戸さんの質問にちょっとかぶるんですけど、結局何が最初に壊れて、だんだん入ったか、みたいに話になると思うんですけど、先ほどの森川さんのご説明だと、音などの異常に気付かなかったので、最終的にこの一番、台車までいったんじゃないかみたいなような聞こえ方を私はしたんですけど、その【準備運動 00:40:46】って言ったら変なんですけど、そこら辺をどう見立てているのかっていうのは教えていただけますか。 吉江:亀裂の寸法については、170のうちの140に入ったということでございます。それから仕業検査はJR東海が東京で行っています。仕業検査については当社と東海と同じ基準で、お互いに博多、新大阪のわれわれの運行管理を行っていますし、それから東京、新大阪については東海さんが運用管理を行っています。で、車両についてはお互い乗り入れています。で、仕業検査は2日に1回、行わなきゃいけないものですから、これはもう当社の車両を東海さんに頼むこともございますし、逆も当然ありまして、そういうやり方をやっているということでございます。それから。 森川:亀裂のメカニズム。 吉江:これ、メカニズムについては、まだこれも調査中ではっきり分かりません。で、ただどちらにしてもこの台車を亀裂が入った状態で走らせたっていうことに対しては、非常に重大に受け止めています。で、それをなんとか止めなきゃいけないということだと思っています。ですから今までのルールではこうだったという話がございますけれども、そうじゃなくてやっぱりまず異常と思ったら止めるという、そこをどう徹底し、それからまたそれを実際のマニュアル等にも反映していくか。そこが非常に重要だというふうに考えています。 関西テレビ:あとすいません。170ミリ中の140といこうことで、先ほど質問あったと思うんですけど、破断寸前だったんじゃないかっていうのは私もそう思うんですけれど、これ破断していたらどうなっていた恐れがあったとお考えでしょうか。 吉江:これはちょっとまだ、どういう状況になったかということについては、現在の状況ではよく分からない。亀裂がどういうふうに進展したかっていうこともございますので、そういうことも今後の調査の中でやっていきたいというふうに思っています。 関西テレビ:もちろん調査自体はそうだと思うんですけど、仮にですけど、割れていて動かしたというのが一番問題だという認識だと思うので、それが一番、割れ切っちゃうのが最悪のケースだと思うんですけど、そうなると運行上、どうなるのかっていうことはいかがですか。 吉江:運行上には、これはまだ今、言いましたように調査中ですので、どういうふうになったかということについてははっきり申し上げることはできませんけれど、非常に大きな事象を起こしただろうというふうには考えられると思っています。例えば脱線ですとかね、そういうことに至ったかもしれないということも踏まえて、われわれとしては調査してまいりたいと思っています。 ただ現段階ではともかくわれわれとしたら、こういうことに対しましての再発をいかにやっていくかということを重点的に取り組んでまいりたいというふうに思っています。 関西テレビ:ありがとうございます。 司会:はい、ありがとうございました。それでは左側の一番前の方。