新幹線の台車亀裂でJR西日本が会見(全文2)亀裂のメカニズムは確認中
車両メーカーについて
神戸新聞:神戸新聞の【タカミ 00:35:59】と申します。2点伺います。まず台車のこの圧延鋼材、厚板と呼ばれるものだと思うんですけれども、この調達先はどちらなんでしょうか、どちらが造られたものなんでしょうか。 司会:これはわれわれは直接購入してるわけじゃございません。車両メーカーで購入しているものでございますが、このものについてはJFEの製造のものでございます。 神戸新聞:ありがとうございます。2点目なんですが、この車両メーカーというのはどちらなんでしょうか。 司会:車両メーカー、台車のこの、台車枠ですとか組み立てを行ったところは川崎重工業でございます。あと細かい部品で言いますと、それぞれ違っております。台車部につきましては川崎重工業でございますし。継手については三菱電機でございます。それから歯車箱は? 新日鉄住金でございます。 神戸新聞:台車の上に載ってるこの車体、構体そのものも川崎重工製ということでしょうか。 吉江:調べてまた後ほどお話しします。 神戸新聞:分かりました。これ、一般論で結構なんですが、台車だけ別のところが造って、台車と上物が別々にあるというのはよくあることなんでしょうか。 吉江:製造当初は一緒なんですけども、ところがうちの検査の中で、台車を交換する過程で台車は別のものが入るということはよくあることでございます。ですから、一応、台検を過ぎますと、上と下が違ってくるというのは、よくあることでございます。 神戸新聞:最後に1点なんですが、これは原因が分からないですけども、台車の構体、JFEから購入された鋼材、そのものがやっぱり破綻したということは、ここに弱さがあったということなんでしょうか。それとも別のところが、まず最初に破綻、何か壊れたので、それがここに力が掛かっていって、最後に折れたということなんでしょうか。 吉江:ここはまだ分かりません。先ほどちょっとご質問ございましたけども、今までの台車というのは溶接部から入ったケースが多いというのが事実でございますけれども、まだこの台車についてはどうだったかっていうの、これからの調査ですね、まずそこのところがよく分かってません。溶接部から入ったのか、あるいはそういう、鋼材が悪かったのか、そういうことについては今後の調査になります。 神戸新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:はい、ありがとうございました。では皆さまから向かって右側の、4番目の手を上げていらっしゃる方。