新幹線の台車亀裂でJR西日本が会見(全文2)亀裂のメカニズムは確認中
亀裂が入った箇所は溶接の影響を受けるような場所であったのか
共同通信:すいません、共同通信です。いくつかお尋ねします。まず亀裂箇所に関してなんですけれども、この亀裂の箇所は側面の亀裂と底面の亀裂がつながった状態という認識でよろしいのかということ。またですね、この側面の幅が17センチの内14センチの亀裂が入っていて、底面でいいますと16センチの幅全てにひびが入っていたということで、破断寸前だったというふうにいえたのではないかと思うんですけれども、この点についてどう受け止めているのかということ。 あともう1つなんですけれども、よくこうした亀裂が起きやすい場所というのは溶接箇所であったり溶接の影響を受ける溶接場所付近だというふうにいわれているようなんですけれども、今回、亀裂が入った場所はこうした溶接の影響を受けるような場所であったのか否かということ、これについてのご認識を伺えますでしょうか。 吉江:亀裂の、外につきましては、今ご指摘のように側、約140、両側140ですね。それと底面の160がつながっております。それから亀裂が溶接の箇所から起こったかどうかっていうことにつきましては、底面は溶接箇所だと思いますけれども、まだ溶接がどこからどのように進展していったのか、どこから入ったのかっていうことは実は今、調査中ですので、現段階ではなんとも言えないということでございます。 共同通信:破断寸前のトラブルであったということについての、受け止めというのを伺いたいんですけれども。 吉江:非常にこういう大きな亀裂が入ってたっていうことに対しましては非常に、われわれとしても重大に受け止めています。で、これはやはり事前に先ほど課題認識で言いましたように、特に大きな亀裂について、こういうことが発生させてしまったということと、それから運行中に先ほど、音の話とかいろいろございましたけれども、今までのルールの中ではうまく止められなかったということ、あるいはそういうことについてきちっと、こういう安全サイドでやるんだっていうことを、福知山線列車事故以降、いろいろやってきたんですけども、それが生かされなかったということについては非常に重大に受け止めているところでございます。今後、そこにつきまして、安全をさらに高めるために努力をしていきたいというふう考えてるところでございます。 共同通信:最後に1つだけお願いします。当日未明の検査なんですけれども、仕業検査というのは短時間で車体の外観にトラブルがないかを見る検査だっていうふうにおっしゃいましたけれども、このことは、当日未明の検査は台車部分については、検査は行っていないという理解でよろしいんでしょうか。 吉江:いや、どう言うんですかね、台車も車体も含めて全体的に外観上の、本当に大きな外観上の不具合とかそういうものについては見るという検査になってございます。 共同通信:小さな傷の有無とか、そういった部分についての調査はしてないということですか。 吉江:そこはJR東海さんなので細かいことは分かりませんけども、そこは見つからなかったということです。 司会:はい、ありがとうございました。では次、一番前の方どうぞ。