最も人気だったクラブは? Jリーグ観客数ランキング18位。J1クラブより上! 大盛況だったJ2の人気クラブ
2024シーズンの明治安田Jリーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J1~J3の全60クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
18位:ベガルタ仙台 本拠地:ユアテックスタジアム仙台 収容可能人数:1万9694人 平均入場者数:1万3331人 ベガルタ仙台は、2024シーズンのJ2リーグで1試合平均1万3331人の観客を動員し、J2では2位の入場者数を記録した。観客動員の安定感とともに、ピッチ上の成績も改善を見せた1年となった。 仙台はホーム開幕戦の水戸ホーリーホック戦で1万3179人の観客が入場したが、第5節・ロアッソ熊本戦と第8節の愛媛FC戦で1万人を割り、観客動員数としては決して良いスタートではなかった。 それでも、第10節・モンテディオ山形との東北ダービーで1万7938人を動員したあとは1万人を下回ることがなく、スタンドは連日大盛況の状態が続いた。特に、8月3日に開催された第25節の清水エスパルス戦では、今シーズン最多の1万9007人を動員。スタジアムは熱気に包まれた。 仙台は8月のホームゲーム3試合を対象に、「ベガサマ!」と銘打ってイベントを実施。清水戦では先着1万3000人に特別なTシャツをプレゼントする企画が行われた。このような取り組みが奏功し、観客数の増加につながったと考えられる。 シーズン中の成績は安定せず、第12節終了時点では11位と低迷していたが、そこから盛り返し、最終的には6位でフィニッシュした。J1昇格プレーオフに進出し、3位で終えたV・ファーレン長崎を破って決勝に駒を進めた。 大一番でファジアーノ岡山に敗れてJ1昇格は果たせなかったものの、昨シーズンの16位からの大幅な順位向上は、ファンに大きな希望を与えたはずだ。 2023シーズンの1試合平均観客数は1万1215人だったが、2024シーズンはこれを1万3331人に引き上げた。ピッチ上の成績向上だけでなく、観客動員でも大きな成長を果たしたシーズンだったと言えるだろう。
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