ノーベル平和賞授賞式を前に日本被団協が会見 「ヨーロッパでも大きな運動が起こるきっかけになってくれれば」 授賞式後には亡くなった被爆者の写真を掲げパレード
広島テレビ放送
「日本被団協」は2日会見を開き、ノーベル平和賞の授賞式がおこなわれるノルウェー・オスロへの出発を前に意気込みを語りました。 日本被団協は、授賞式に向けて12月8日に日本を出発する予定です。それに先立ち、長崎で被爆した田中煕巳代表委員が授賞式での演説について意気込みを語りました。 ■日本被団協 田中煕巳代表委員 「核兵器を廃絶するために自分たちが活動していかなくてはいけないという気持ちを持ってもらい、ヨーロッパでも大きな運動が起こるきっかけになってくれればいいなと」 また、受賞後に予定されるパレードでは亡くなった被爆者の写真を掲げるということです。 一方、広島では平和公園に受賞を祝うメッセージです。国際会議場の窓に「被爆者の平和への願いを世界へ」と掲げられました。 ■広島市平和推進課 松田慎也課長 「海外から訪れる方を含めて、自分たちが核兵器廃絶に向けて一歩を踏み出していこうと決意をしてもらえれば」 広島市は12月10日に、原爆資料館でノーベル賞授賞式のパブリックビューイングなどを予定しています。 【2024年12月2日放送】