西広島バイパス高架延伸2025年1月着工 観音本町―住吉町間の中央分離帯撤去へ 広島市
広島市中心部の国道2号西広島バイパス高架延伸事業で、国土交通省広島国道事務所と市は着工の時期を2025年1月に決めた。延伸計画区間2・3キロのうち西区観音本町―中区住吉町間の1キロについて、高架の橋脚整備を前にした中央分離帯の撤去を始める。 延伸区間の地図など 1月に始まる工事は、高架が終了している観音本町の新観音橋西詰付近から住吉町の新明治橋西詰付近まで。中央分離帯と植栽、道路標識を撤去する。25年夏ごろまで同区間の片側3車線のうち中央分離帯側の上下1車線を午後10時~午前5時に交通規制する。 広島国道事務所と市は着工に先立ち、今月18~20日に地元説明会を開き、沿線の住民に工事概要を伝える。23日には工事に関する相談窓口も設ける。 計画区間のうち、残る中区平野町までの1・3キロも25年4月以降順次、中央分離帯の撤去工事を進める。 計画では延伸区間は片側1車線、幅11・4メートルの高架道路を整備。上りに出口3カ所、下りは入り口2カ所を設ける。市西部方面からの交通が分散し、高架化完了区間の東端の舟入出口や一つ手前の庚午出口の混雑緩和が期待されている。
中国新聞社