3万7000台も売れたロールス・ロイス! 10年の予定が30年以上も貢献した「シルバーシャドウ」とは一体どんなクルマだった?
AMWノミカタ
ベルギーの作家でル・マン24時間レースで優勝したこともあるモータージャーナリストのポール・フレール氏は、 「ブリュッセルからモナコまで1日で行ったんだ。時速110マイル(約177km/h)で高速道路を疾走するのは不思議な気分で、エンジン音も道路からの騒音もなく、エアコンが車内の温度を完璧に保っていた。モンテカルロに到着すると、シルバーシャドウの印象がさらに際立った。私はさわやかで、リラックスしていて、少しも疲れていなかったからだ」 とコメントしたという。700マイル(約1126km)を走った後のクルマに対する驚くべき賛辞である。それほどまでにシルバーシャドウの完成度が他のモデルに比べ群を抜いていた証拠であろう。30年以上にもわたりコーニッシュ含め3万7000台もの車両が販売され続けた実績もこのモデルの自動車としての価値を証明するとともに、ロールス・ロイスを支えた大成功モデルでもある。
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