フィルムのままで味わう! 名作からレアものまで、90年代の邦画が特集上映中!
神保町シアター『一度はスクリーンで観ておきたいーー忘れられない90年代映画たち』
本の街の名画座・神保町シアターでは、8月2日(金)まで『一度はスクリーンで観ておきたい――忘れられない90年代映画たち』を特集上映している。同プログラムは、DVD化や配信化されていないレアもの映画から90年代を代表する名作まで、フィルムのままで観れる貴重な機会だ( 『鉄道員(ぽっぽや)』のみデジタル上映)。 【画像】織田裕二主演の『就職戦線異状なし』をはじめ、黒澤明監督の『八月の狂詩曲(ラプソディー)』や島崎和歌子が初主演を務めた『スキ!』など全16作品がラインアップ。 1970~90年代の日本映画界は、映画会社の倒産や撮影所システムの崩壊、独立系映画会社の誕生など、まさに激動の時代だった。今回特集する90年代は、テレビ局や広告会社が本格的に映画製作に参入し、のちの「製作委員会」方式に近い体制で製作される映画が増えた時代だ。また、インディペンデント映画も一般劇場で公開されるようになるなど、映画の規模もジャンルも多種多様となった。 槇原敬之が歌った主題歌も大ヒットした織田裕二主演の『就職戦線異状なし』をはじめ、黒澤明監督の『八月の狂詩曲(ラプソディー)』や島崎和歌子が初主演を務めた『スキ!』など全16作品がラインアップ。フィルムでスクリーンに蘇る90年代の空気感を、思う存分に堪能してほしい。
文:Pen編集部