野菜嫌いでも食べられる!料理家・栗原はるみの「残り野菜の活用レシピ」がすごい
冬野菜がおいしい季節になりましたが、残念ながら今年は長い夏のせいで、野菜の値段が高騰気味。 貴重な野菜を、あますところなく使い切りたい! とはいえ、「残り野菜」の使い方はいつもワンパターンになりがち。 今回、料理家・栗原はるみさんが教えてくれたのは、残り野菜を楽しく活用する方法。ぜひ参考にしてみてください。 【写真】毎日元気な77歳の料理家・栗原はるみさんが「普段食べている食事」とは?
野菜が高い! 無駄にはできない
食材、光熱費など、生活に関わるさまざまな価格が上昇傾向にある今、なんとか賢く節約をしたいもの。 ここはやっぱり、食費にかけるコストを抑えるのが手っ取り早いということで、この冬はなるべく外食を避け、家で料理をしようと思っています。 ところが先日、近所の激安をうたうスーパーへ行ったら、3本入りのきゅうりが600円。特にブランド野菜でもないのにこの値段……腰が砕けそうになりました。 きゅうりは旬が終わる野菜なので仕方ないとしても、なかなかのインパクトです。 では冬野菜はと見回してみると、う~む、白菜もキャベツも、いつもより値が張ります。 外葉を捨てる箱が置いてありますが、みんなもったいないと思っているのか、ほぼ空っぽでした。 とはいえ冷凍野菜にも手が伸びず、やむなくいくつか野菜を購入して帰り、「上手に使い切るぞ!」と心に決めました。
さほどおいしくない「残り野菜炒め」から卒業したい
みなさんは、「残り野菜」をどのように使っていますか? 私は正直、うまく使いこなすことができなくて、干からびさせた末に、捨ててしまうこともしばしば。 せいぜいハムやベーコンを加えた「残り野菜炒め」か、焼きそばくらいしか作らなかったのですが、これが家族からは不評極まりないので、自分だけの昼ごはんにしていました。 このやっつけ感、なんとかならないものかと思いながら。 12月2日発売のパーソナルマガジン『栗原はるみ』最新号は、「野菜料理」の特集です。 この中で栗原さんが教えてくれた、目から鱗の「残り野菜活用法」は、“ミックスベジタブル”にすることでした。 少しずつ残った野菜を、小さめに切りそろえておく。 それだけの簡単な作業なのですが、これがかなり使えるのです。ピクルスなどの漬物、麺やご飯もの、スープ、パスタソース、天ぷら……。 野菜の種類にルールはなく、とにかくそのときにあまっているもので作るミックスベジタブルは、思いがけない味の組み合わせも見つかり、新鮮な驚きがあります。