【NFL】新人RBバキの成長を感じるライオンズHCキャンベル
デトロイト・ライオンズの新人ランニングバック(RB)シオネ・バキは、すでにヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルのタイプに合った選手として注目されている。ユタ大学で攻守両面でプレーしていたバキは、キャンベルHCのシステムに完璧にフィットする、タフで力強いスタイルを見せている。現地17日(土)に行われたカンザスシティ・チーフス戦での初ランプレー後、バキはフェイスマスクが取れた状態で、選手たちが重なり合った中から立ち上がった。その姿がさらに、自身の新しいコーチの心をつかんでいる。
チームの公式記録によると、ライオンズがアウェーでチーフスに24対23で勝利した後、キャンベルHCは「ある時点で、彼のフェイスマスクが外れたんだ。いったいどうしてそんなことが起こるのか、私にはまったく分からない。だって、ここはNFLだぞ。地面に転がっているなんて」と述べたという。
キャンベルHCの発言は、ぜひ 頭の中で“Bill Brasky Saturday Night Live(ビル・ブラスキー・サタデーナイト・ライブ)”の寸劇風に再現してほしい。
大学キャリアのほとんどをセーフティ(S)としてプレーしていたバキは、ケガに見舞われた昨シーズンの最後の6試合でのみ、ユタ大学のバックフィールドに加わった。しかし、その短期間における活躍を見たライオンズのジェネラルマネジャー(GM)ブラッド・ホームズとほかのスタッフは、バキが有能なランニングバックになれると確信。ライオンズはドラフト4巡目でバキを指名した。
プレシーズンの2試合を通して、バキは輝きを見せている。ニューヨーク・ジャイアンツとのプレシーズン初戦では、バキはライオンズの最も効率的なランナーとなり、キャリー4回で29ヤードを獲得(1回あたり平均7.3ヤード)。土曜日に行われた試合ではパスキャッチ能力を見せ、前半終了間際のドライブでレシーブ4回、60ヤードを記録している。