【NFL】新人RBバキの成長を感じるライオンズHCキャンベル
ランニングバックのポジションではまだ新人であるにもかかわらず、バキの本能的な動き、タックルを突破する力、そしてパスゲームでの活躍は目を見張るものがある。
キャンベルHCは「現時点では、彼についてわれわれが何をやっていくかを話すのは時期尚早だと思う」語り、次のように続けた。
「選手についてより多くを知り、何ができるかをより早く見極めれば、みんなにとってもより良いことだ。彼はスペシャルチームでプレーできる能力があるとすでに感じていた。今度は、オフェンスでも使えるだろうか、といったところだ。彼はフットボールをキャリーすることよりも、その部分でずっと進んでいる。その多くはまだやっていないからだ。キャリー、プレーのビジョン、カット、リードなどだ。だが、パスゲームでは一歩前進したと思う。彼も同じような状況にある選手の1人だ。試合終了間際の2ミニッツドライブは素晴らしかった。彼はプレーを決めて、疲れていたのに、それでも続けて自分を追い込んでいた。彼の成長を感じたよ」
キャンベルHCの称賛の中には、ここ数年のライオンズの成功の鍵が隠されている。それは「選手についてより多くを知り、何ができるかをより早く見極めれば、みんなにとってもより良いことだ」という言葉だ。
多くの場合、コーチたちは四角いペグを丸い穴に無理やり押し込もうとし、選手にチームのニーズに合わせるよう強要する。しかし、本来は選手の特性を活かしつつ、選手を調整してスキルに最も適したポジションに配置することが重要だ。最高のコーチはその両方を融合させ、白黒はっきりさせるのではなく、グレーの領域でバランスを取る。
バキはおそらくルーキーシーズンを通してスペシャルチームでプレーし、RBジャーマイア・ギブスやデビッド・モンゴメリーの控えとして過ごしながら、そのポジションについて学び続けることになるだろう。しかし、バキはキャンプやプレシーズンで成長とポテンシャルを見せているため、上位2人のランニングバックのどちらかが負傷した場合、コーチングスタッフは安心してバキを試合に投入できるはずだ。