スペック最強は誰だ!? 日本代表、最新メンバー能力値ランキング1位。運動能力はNo.1!? やっぱり違う、スピード王
15日、サッカー日本代表は2026年のワールドカップ(W杯)・アジア最終予選第5戦目、アウェイのインドネシア代表戦で大量得点を奪い勝利した。これで4勝1分の勝ち点13。2位との勝ち点差は7となりW杯出場に大きく近づいた。誰が出ても点が取れる日本代表はまさに史上最強。そんな代表メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。(成績、市場価値は11月17日現在。『transfermarkt』を参照)
1位:伊東純也(スタッド・ランス/フランス) 生年月日:1993年3月9日 市場価値:800万ユーロ(約12.8億円) 24/25リーグ戦成績:11試合3得点3アシスト 日本代表通算成績:58試合14得点22アシスト 当ランキングで見事1位に輝いたのは、9月シリーズから日本代表に復帰して以降、「やっぱり違うな」とファンを魅了するプレーを見せてくれている伊東純也だ。 「フィジカル」の94.8という数値はチームで唯一の90点台となっており、いかに伊東のアスリート能力が長けているかがわかる結果となった。30代になっても落ちることがないスピードは言うまでもないが、体幹の強さや90分間落ちないスタミナもその特徴のひとつである。 本来であれば、スピードに乗れば乗るほどクロスをあげるときに身体のバランスが崩れて、正確なクロスをあげにくくなるのだが、伊東の場合はそんなことは関係ない。上半身の姿勢が崩れずにうまく歩幅を合わせることで、クロスをあげるために必要な身体を内側に捻る動作をスムーズに行なっている。 これは体幹が強いからこそできる動作であり、強くて速いグラウンダーのクロスや、優しく正確な山なりのクロスまで蹴り分けることができる。 ドリブルで相手を抜き去ることができるウインガーは世界的に見ても数多く存在するが、伊東のように正確なクロスまで持っていける選手はそう多くないように思える。 三笘薫や久保建英ほどボールタッチが繊細で相手を揺さぶるドリブルではないという点で、「スキル」は2人よりも低い84.1となっている。 ボールタッチは細かいときもあるが、あまり左右に動かすことはなく、第一優先の選択肢として縦突破のためのタイミングを測っているといったらいいだろうか。基本的には上半身の動きで相手のバランスを崩そうとしている印象がある。 現在の日本代表では、システムが3-4-2-1に変更になったこともあり途中出場の機会が多くなっているが、相手ディフェンダーからすれば伊東ほどの選手が後半途中から出てくることは悪夢でしかないだろう。
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