『日常に埋もれていく事故』 JR福知山線脱線事故の生存者「今しかできない。生きる意味伝える」講演会
■「当事者ではないからこそ見えてくるものがある」
講演会の司会を務めるのは、フリーライターの木村奈緒さん(36)。 事故とは全く関係がありませんでしたが、2004年に見た脱線事故のドキュメンタリー番組に衝撃を受け、「東京でも事故について考える場を作りたい」と思い立ち、事故から10年目に事故にまつわる絵画作品やパネルなど展示した企画展を開催。 「当事者ではないからこそ見えてくるものがある」と今回の講演会にも協力することに決めました。
■「人生は捨てたものではない」
小椋さんは「今辛い思いを抱えている人が、過去に起きた事故や災害で生き残った人がどういう人生を歩んだか、そこで何を感じて生きてきたかに触れることで、『人生は捨てたものではない』と思うきっかけになってもらえたら」と話しています。
【講演会】「わたしたちはどう生きるのか」講演会&公開対談 ~JR福知山線脱線事故から20年 ◆日時:2024年11月3日(日) 13:00~15:30(開場12:15~) ◆会場:日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(大ホール) 千代田区日比谷公園1-4 ◆参加費無料 ◆登壇者:福田裕子(JR福知山線脱線事故1両目乗客) 小椋聡(JR福知山線脱線事故2両目乗客) 只野哲也(東日本大震災当時 大川小学校5年生)
関西テレビ
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