革靴を買う前に絶対知っておきたい!価格差が分かりやすくなる革靴の製法の知識
新しい革靴を買う前に知っておきたい! 一人で自分に合った革靴を選ぶのはとても難しいことですよね。試着したときにいい感じだったものを買ってみても、いざ履いてみると痛かった、なんて経験は誰にでもあります。そんな経験を繰り返さないために一番大切なのは店員さんに相談しながら買うことです! 短パンでいつも穿いてるやつの長ズボンやん!ユニクロ名品ギアパンツがオジサンの強い味方になる理由
当たり前すぎて実践している方も多くいらっしゃると思いますが、その店員さんの話をしっかりと理解できている方は意外と少ないのではないでしょうか。そこで今回は革靴の製法に限って、基本的な知識を三つの製法ごとに解説していきます。
(1)グッドイヤーウェルト製法
まず初めに紹介するのはグッドイヤーウェルト製法。1番の特徴はソールの内側にコルクが詰められていることです。履き続けていくうちにコルクが自身の足の形に合わせて沈んでいくため履き心地も良くなっていきます。そのため長時間歩く方にオススメです!
一方、デメリットとしてコルクが詰められているため比較的靴底が厚く、最初はソールの返りが良くないため履きにくさが生じてしまうことが挙げられます。この問題は履いていくうちに解消されるので最初だけ我慢が必要です。
(2)マッケイ製法
こちらの製法はソールが比較的薄いため、返りが良く最初に履いた時の不快感が少ないことが強みです。また、先ほど紹介したグッドイヤーウェルト製法も同様なのですが、ソールが靴に直接縫われているため修理可能と言うのも大きなメリットですよね。 一方、耐水性があまり良くないこと、薄いソールのため長時間の歩行は疲れやすくなるといったデメリットもあります。
(3)セメント製法
この製法の強みは比較的安価で購入できること、そして耐水性が良く天気を気にすることなく履けることです。また、ソールも薄く返りが良いのでアッパー部分の革が馴染むのが早いです。
しかし先ほど紹介した二つの製法と異なり、製法上修理が向いていないため壊れたら終わりの消耗品となってしまうことがデメリットです。 いかがでしたか。今回紹介した知識を利用して、店員さんに相談しながら納得のいく一足を探してみてください! TEXT: FORZA STYLE Photo: Getty Images