【阪神】大山、ゲラが戻ってきて安泰となるか リーグ戦再開に向けて注目される「希望の光」とは
阪神は6月21日からのリーグ戦再開は本拠地甲子園にDeNAを迎えて戦う。 交流戦前は貯金6で首位を走っていたところを交流戦では7勝11敗と苦しんだ。それでも貯金2をキープし、広島に次ぐ2位からのリ・スタートとなる。 【動画】まさに一閃!前川がプロ初の満塁弾を放ったシーン 注目は帰ってくる主砲・大山悠輔の状態にもある。今月5日に打撃不振のため登録抹消となってから、約2週間をファームで調整。スイング数を増やし体のキレを取り戻すことに注力したといわれる中、ウエスタンでの打撃成績は1割台とあって、若干の不安も残る。 ただチームでは大山不在の間、不動のリードオフマン、近本光司が4番を務める時期もあるなどやりくりに苦しんだのも事実。戻ってきた4番がどのような活躍を見せてくれるのか。 もう一人の復帰組はハビー・ゲラだ。降格前は連続して救援に失敗する場面もあるなど、心配された。19日に行われたウエスタン・ソフトバンク戦では4点ビハインドの6回から登板し、笹川吉康に右中間へ適時三塁打を浴びるなど、1回を2安打2失点2四球の内容だった。 ゲラ不在のときには左腕、岩崎優が踏ん張ったが、ここから夏場に向けて連投など含め、救援陣も厳しい場面が予想される。本来のダブルストッパー体制が機能できるかも注目となる。 そして打線において、隠れたキーマンとなるのは若虎の前川右京だ。高卒3年目シーズン、交流戦期間中はクリーンアップの一角も務め、チームトップの打率「.283」、2本塁打、12打点と気を吐いた。 圧巻の打撃を見せたのは16日のソフトバンク戦だった。「5番・左翼」で先発、初回一死満塁の好機に回ってきた打席で石川柊太の直球を振りぬき、ライトスタンドへ運んだ。これが自身初の満塁弾となった。 最近は左投手のときにも先発するなど、着々とレギュラーへの道を歩んでいる。 課題とされる得点力不足には長打力を持つ前川、大山、佐藤輝明、森下翔太らの奮闘が欠かせないとあって、21日からのリーグ戦でも暴れまくる姿を期待したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]