パック調理専用コースが特徴!一度に2品仕上げられる「象印」の自動調理なべを試してみました
「材料を入れるだけのほったらかし調理」で人気の自動調理なべ。ここ数年各メーカーから続々と登場し、忙しい子育て世代を中心に高い評価を受け、愛用されています。 【写真14枚】STAN.の「自動調理なべ」で、ジッパー保存袋による2品同時調理に挑戦!とっても美味しそうに仕上がりました! 今回はそのスタイリッシュなルックスや高い機能性で人気の家電シリーズ『象印』のSTAN.シリーズの「自動調理なべ」を、料理家の神田えり子さんがお試し! 使い勝手をリポートします。
STAN.「自動調理なべ」とは?
『象印』のSTAN.シリーズは、2019年に販売をスタート。30代の共働き・子育て世代をメインターゲットに、スタイリッシュなデザインと使い勝手の良さにこだわって作られているのが特長です。IH炊飯ジャー、ホットプレート、オーブンレンジなどが展開されていて、「自動調理なべ」は2021年に発売されました。 自動調理なべはホワイトとブラックの2色展開。本体下部の茶色の配色が、土鍋のような、クラッシックモダンな印象を与えています。 炊飯器ほどの大きさで、つるりと四角い形状。余分な出っ張りもなく、キッチンにもすんなりとハマってくれました。 操作部はシンプルな作りで、私のような説明書を読みこむのが苦手なタイプの人でも、ボタンで直感的に操作できます。 ♦︎内なべ、パック調理のセットが付属 内なべは、直火加熱も可能なホーローなべ。温め直しや保存に便利な蓋付きで、主菜だと6人分くらいまで作れるサイズ感です。 加えて、ジッパー付き保存袋を使った「パック調理」専用のホルダーとカバーが用意されています。炊飯もできるため、白米専用の計量カップも付属品としてついているのはさすが象印!
専用ホルダー&カバーで「パック調理」
この自動調理なべは、ジッパー付き保存袋に材料を入れて調理する「パック調理」が設定されている点が大きな特徴です。 ローストビーフやハンバーグなどの主菜のほか、ひじき煮やポテトサラダなどの副菜も、単品はもちろん、設定温度が同じものなら2品同時に作れます。 商品に添付されているレシピブックや、公式サイトにレシピが多数掲載されています。今回は公式サイトのレシピから、「かぼちゃとトマトのハーブマリネ」と「大豆きのこ煮」の同時調理にトライ! 作り方は本当に簡単! まずは、具材と調味料をジッパー付き保存袋に入れます。袋の封はしません。 内なべにザルのように穴の空いたホルダーをセットし、材料を入れた保存袋を載せます。 その上からカバーを付け、保存袋の口を塞ぎます。これで調理中に保存袋が浮いてきたり、中に水が入ったりする心配もなくなるのです。 規定の水位まで水を注ぎ、本体に入れて蓋を閉めたら、コースボタンで「パック調理」を選択。 レシピ通りに設定温度は90℃、調理時間40分にセットしました。ボタン操作は簡単で、ストレスフリー。それでは、いざ調理スタートです! 加熱中は火加減を気にすることもなく、ほかの調理をしたり、洗い物をしたり。料理しながらこんなに余裕があるんだ、いつもあくせくごはんを作っているのが嘘のよう……という気持ちに。 調理終了を知らせるメロディーが鳴り、できあがり! ハーブの香りが漂うおしゃれなマリネは酸味も効いて味しみもバッチリ。かぼちゃは煮崩れず、でもちゃんと火が通っています。 滋味深い大豆の煮物も薄皮が取れることなく、うまく仕上がりました。和洋同時に、夜ご飯と明日のお弁当の副菜ができてなんだか得した気分です。