6つの寝室にバー、ホームオフィスに素敵な子供部屋…家族のわがまま、全部盛り!セレブが集うNY郊外エリアのおしゃれな豪邸の秘密
「オープン」をコンセプトにした家づくりは意外と難しいもの。コロナ禍によって在宅ワークやオンライン学習が身近になったことで、壁によって守られるプライバシーのありがたさを知り、取り払うことをやめた人も多いはず。でも、オープンな空間ならではの流れるような動線と守られている快適さ、この両方を手に入れられることができるとしたらどうでしょう? 【写真で眺める】ベッドルームが6つも!おしゃれで居心地の良いNY郊外の豪邸を拝見!
ニューヨーク郊外、ロングアイランドに立つ6ベッドルームの邸宅。インテリアのプロ、エミリー・デル・ベッロは、オープンプランをコンセプトにしながらも実用的でスマート、そしてとても居心地のよいファミリーホームをつくり上げました。 家主一家は夢の家をつくり上げるため、大都市を出ることに。目指したのは、変化に耐えることができ、モダンな魅力にあふれ、エレガントなエンターテイメント空間と娘と息子が楽しい時間を過ごせるようなスタイリッシュなキッズルームをもつ家。 このために、一家はエミリーにいくつかリクエストを出しました。 心地よいバーは必須(夫妻には海外旅行でワインを購入する趣味があり、友人たちと特別な時間を過ごすのが何より好きなのです)。それから、ホームオフィスも欠かせませんでした。 「家族のメンバーそれぞれに、個性を反映させ、ニーズを満たしたプライベート空間が必要でした」とエミリーは振り返ります。「居心地のよさはもちろん、上質なスタイルと洗練が滲み出るような部屋にしたいと思いました」
完成したのは、オープンなフロアプラン。そのなかに、ちょっとした空間がたくさん隠されています。 吹き抜けのエントランスの先にはゲストをいつでも迎えられる隠れ家バーのようなエリアも完備。 壁の奥に隠されたU字型の長椅子のある談話室は、ホームパーティーでのハッピーアワーにぴったり。ほかのプライベート空間は色づかいはミニマルながら、豊かなテクスチャーが魅力です。マスターベッドルームを例に取ると、ラグジュアリーなファブリックをふんだんに使い、「"禅的"隠れ家」を思わせる空間となりました。 この家には、フォーマルなリビングルームがありません。その代わり、「バーのような遊び心たっぷりのエリア」やファミリールームが用意されています。「ここは、私たちが今手掛けている他のどの家より、『オープン』です。けれど、あたたかい家族の家という感覚が強い。そして何より、とても快適なのです」 約6.7メートルの天井高を誇る天井は「エントランスとして申し分のない空間」とエミリー。「伝統的な設計ではないけれど、新鮮でオープンな雰囲気。まさに、この家のコンセプトそのものです」。壁は超幅広サイズのあいじゃくり板を、ベンジャミンムーアの「スーパー・ホワイト」でペイント。