〈股関節が硬いのはデメリットしかない〉つまづきやすさも痩せにくさも解消！股関節ほぐしストレッチ

股関節にまつわる記事を読んだことがある方も多いと思いますが、股関節は硬くなることで様々な不調を引き起こすきっかけとなりやすい部位です。今回は股関節をしっかりほぐせるストレッチをご紹介します。歩行中のつまづきや痩せにくい体質改善に役立ちますので、ぜひやってみてください！ ＊写真で詳しいやり方を見る→つまづきやすさも痩せにくさも解消！股関節ほぐしストレッチ ■股関節が硬くなるのはなぜ？ 股関節が硬くなる原因はいくつか考えられます。歩く時や走る時の姿勢の悪さや加齢といったことも挙げられます。現代人にとって、特に注意したいのは、長時間の座り姿勢と運動不足でしょう。 平日は自宅と会社の行き来のみ。仕事柄デスクワークが続いたり営業車に乗って長時間運転をしているなど、多くの方に当てはまる状態と言えるかもしれません。そういった状況の中では、運動不足になってしまうのも仕方ないといえますよね。しかし、その結果、股関節の硬さへと繋がっていくのです。 ■股関節が硬いデメリット 股関節が硬くなると何もないところでつまづきやすくなったり、食事量は変わらないのに太っていく、もしくは痩せづらくなるケースがあります。他にも、下半身や背中まわりの筋肉の硬さやインナーマッスルの筋力低下も起きやすくなります。筋力のバランスが乱れると体の歪みや姿勢の悪さに繋がり、結果的に体の様々な痛みや不調へと結びついてしまうのです。 今感じている肩こりや腰痛などの現代人の多くが抱える悩みのきっかけは、股関節にあるかもしれません。 ■つまづきやすさ＆痩せにくさ解消！股関節ほぐしストレッチ 日々の生活習慣などを変えられるところは変えてみるのももちろん大切ですが、仕事のスタイルや運動習慣をどうにかしようと思っても、なかなか変えられないことも多いです。そんな方は今回ご紹介するストレッチから始めてみてはいかがでしょうか。 まずは今硬くなってしまっている股関節まわりを緩めることから始めましょう。冷えによるむくみなどに悩みやすい方にもおすすめのストレッチです。ちょっとした時間でできるストレッチですので、ご自身の健康のためにぜひやってみてください。 ＜やり方＞ １）マットの上で膝立ちになり、右脚は真横に伸ばす。左膝の延長線上に右つま先がくるイメージで ２）息を吐きながら右膝を曲げ、体重も右側へ乗せる。右股関節まわりに心地よい刺激を感じましょう ３）息を吸いながら膝を伸ばし、お尻を後ろに引く。この時、右のつま先は浮いても構いません。右膝がなるべく曲がらないようにやってみてください ４）２）と３）の動きを呼吸に合わせてテンポよく繰り返す。片方20回ずつ行えると良いです ５）片足が終わったら、反対側も同様に行う マットについている膝が痛い場合は膝の下にタオルを置いて軽減してあげてください。 ライター／古賀奈津美（ヨガ講師）