高齢者を対象にした新型コロナワクチンの定期接種
65歳以上の高齢者などを対象にした新型コロナワクチンの定期接種が10月から始まっています。ワクチンは、昨年度まで全額を公費で負担する無料接種が行われてきましたが、現在行われている定期接種では原則、費用の一部が自己負担となっています。 宇都宮市にあるクリニックでは新型コロナワクチンの定期接種に訪れる人の多くが65歳以上の高齢者です。対象となるのは65歳以上と60歳から64歳までの基礎疾患があり重症化リスクの高い人です。国が示す接種費用は1回あたり1万5千円ほどですが国と自治体の補助により宇都宮市では2千円の自己負担で接種ができます。 自治体ごとの新型コロナワクチン接種の自己負担額は、宇都宮市では最も低い2千円、真岡市や大田原市など14の市や町では3千円となっています。また足利市や上三川町など7つの市や町では3500円、栃木市など3つの市では接種費用が医療機関ごとに異なっているため3500円程度となっています。 注意してほしいのが自治体によって補助の対象期間が異なる点です。補助される期間は宇都宮市を含む12の市とすべての町では3月31日まで、足利市と栃木市はそれよりも1カ月短い2月28日までとなっています。詳しくはお住まいの自治体のホームページなどで確認してください。 また、さくらがおかクリニック依田祐輔院長の話ではインフルエンザワクチンとの同時接種は可能だということです。ただし体調にもよるので担当する医師に相談してほしいと話しています。
とちぎテレビ