移籍するべき!? Jリーグ、未だ出場0の逸材6人。このままでは…。成長できていない男たち
MF:須藤直輝(すとう・なおき) 生年月日:2002年10月1日 所属クラブ:鹿島アントラーズ 2023シーズン成績:出場なし 大宮アルディージャのジュニアユース出身の須藤直輝は、昌平高校に進学すると1年次から背番号10を託され、2、3年次に出場した全国高校サッカー選手権大会で活躍し、優秀選手にも選出された。多彩な技術を活かしたドリブルでの仕掛けは世代でも屈指で、プロでもドリブルでのチャンスメイクを期待されていた。 高校サッカーで結果を残した須藤は2021年に鹿島アントラーズへと加入。1年目はYBCルヴァンカップで2試合出場したもののリーグ戦出場はなく、シーズン終了後にツエーゲン金沢に期限付き移籍で加入することとなった。 新天地で迎えた2022シーズンはJリーグ戦初出場を含むリーグ戦15試合に出場し、1年で鹿島に復帰した。しかし、復帰した昨季もプレー機会が与えられることは無く、カップ戦での出場も無し。それは今季も同様で、鹿島で未だリーグ戦に出場したことが無い。 金沢では左MFのポジションで出場していたことを考えると、須藤の目下のライバルは仲間隼斗となる。32歳のベテランを上回るような活躍を見せないと、このクラブに須藤の居場所は無いだろう。
DF:寺阪尚悟(てらさか・しょうご) 生年月日:2004年6月6日 所属クラブ:ヴィッセル神戸 2023シーズン成績:7試合0ゴール0アシスト ヴィッセル神戸の下部組織出身の寺阪尚悟は、U-15、U-17、U-18日本代表を経験するなど、世代屈指のCBだった。高円宮杯U-18プレミアWESTでは全22試合に出場し、キャプテンとしてチームを支えた。その活躍が評価され、2022年にトップチームへと昇格を果たしている。 プロ初年度となった昨季は、YBCルヴァンカップでCBと左SBのポジションで5試合に出場。しかしリーグ戦出場とはならず、昨年7月にFC琉球に育成型期限付き移籍で加入している。 J3の琉球で試合での経験を得たい寺阪だったが、思い通りにはいかずリーグ戦7試合のみの出場に。第24節のSC相模原戦では前半7分に一発レッドで退場となってしまい、悔しいシーズンを送ることとなった。 神戸に復帰した今季はルヴァンカップ1試合のみの出場に留まっている。チームのCBには山川哲史やマテウス・トゥーレル、左SBは初瀬亮と盤石の布陣となっており、寺阪が神戸の一員としてリーグ戦に出場するにはこの高く厚い壁を越えていかなければならない。