【NFL】「ライバル意識」を持って関係を深めているジャイアンツのLBバーンズとティボドー
ラインバッカー(LB)ブライアン・バーンズが今シーズンにニューヨーク・ジャイアンツにもたらすと見られている要素に大きな期待が寄せられている。シーズン開幕はまだ1カ月以上先だが、バーンズはすでにジャイアンツに好影響を与えているようだ。かつてカロライナ・パンサーズでプレーし、プロボウルに選出された経歴を持つバーンズによると、自分がLBケイヴォン・ティボドーと共にエッジコンビを形成しているのは特に魅力的であり、そのつながりはますます深まっているとのこと。
チーム公式記録によると、バーンズは現地28日(日)にティボドーとの相性について「今も良い感じだ」と話したという。
「昨日は練習の最後に競走した。最初にサックを決めた人が腕立て伏せを25回するとか、そういう感じにして、彼が決めたんだ。今はあいつに譲るよ。でも、そうだな、俺たちは今も切磋琢磨している。それが俺たちの成長につながる」
『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、過去5シーズンで毎年、7.5回以上のサックを記録しているのはバーンズとクリーブランド・ブラウンズのディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレット、カンザスシティ・チーフスのDEクリス・ジョーンズだけだという。バーンズはパンサーズで、自分の逆サイドにダイナミックな存在がほとんどいない中で、それを成し遂げてきた。
そのため、ジャイアンツが昨季に試合平均被得点(23.9点)で26位、試合平均被トータルヤード(361.7ヤード)で27位につけていたディフェンスを改善することを目指している中で、バーンズとティボドーが新守備コーディネーター(DC)シェーン・ボウエンのスキームで成し遂げられることについては楽観的な見方が大きくなっている。
パンサーズで過ごした5シーズンでプロボウルに2回選出されているバーンズは、キャリア通算で80試合に出場し、46回のサックを記録してきた。2019年ドラフトの1巡目で指名を受けたバーンズは、2022年ドラフトで1巡目指名されたティボドーと早くも良いライバル関係を築いており、そうした競争が腕立て伏せ以上の成果をもたらすことが期待されている。