前評判では「先発陣はヤンキースが上」だったはずが…「実際はドジャースに投げ負けている」と米殿堂右腕が指摘【ワールドシリーズ】
◇26日(日本時間27日) MLBワールドシリーズ第2戦 ドジャース4―2ヤンキース(ロサンゼルス) ◆この瞬間?大谷翔平、盗塁で左肩を痛める【動画】 ヤンキースは敵地のワールドシリーズ(WS)第2戦でドジャースに敗れ、まさかの連敗発進。先発左腕カルロス・ロドン(31)が3回3分の1を6安打4失点の乱調で、敗戦投手となった。ドジャースの大谷翔平選手(30)は3打数無安打で四球と三振が一つずつあり、二盗失敗の際に左肩を亜脱臼した。 全米中継局FOXのジョン・スモルツ解説者は、首をかしげた。「今シリーズが始まる前に有利不利が議論されたときは、どのポジションでも両軍の力は拮抗(きっこう)していると言われた。一方、少なくとも先発投手陣の力はヤンキースが上だとされた。だが、前日は互角だったにせよ、実際はドジャースに投げ負けている」 第1戦はエース右腕コールが6回4安打1失点と好投したが、延長10回に5番手のカズンズが満塁のピンチを招くと、最後はコルテスがフリーマンにWS史上初のサヨナラ満塁弾を浴び、ジ・エンド。この日も先発左腕ロドンが4回途中4失点の乱調だった。 打線もドジャースの先発右腕・山本由伸(26)の前に7回途中まで快音はソトのソロアーチ1本のみと沈黙。同局のジョー・デービス実況は「ヤンキースとは対照的に、ドジャースはフラハティ、山本、ビューラーと10月の最初は打ち込まれた先発投手陣が、ポストシーズンが進むにしたがってきっちり修正してきました。先発投手陣は、周囲の予想よりもはるかにいい投球をしています」と語った。 実際、フラハティはメッツとのリーグ優勝決定シリーズ(LCS)まで3試合で防御率7・04だったが、前日のWS第1戦は6回途中まで2失点と好投。山本もLCSまで3試合で防御率5・11だった。また、ビューラーもパドレスとの地区シリーズ第3戦は5回6失点とKOされたが、前回登板のLCS第3戦は4回無失点と持ち直している。
中日スポーツ