「この年齢なので、私の年収より低くて構いません」 年収900万40代美人の「婚活市場価値」切ない現実 それでも「結婚をつかんだ」女性に共通することは?
「もう2週間以上音沙汰がないので、交際終了にしてください」 きよみが筆者に伝えてきた。 ■結婚したいが見合う相手がいない 冒頭のネットの番組で、「女性の社会的地位が上がり、高学歴、高収入の女性が増えたことで、彼女たちは、そもそも”結婚をしたい“と思わなくなってきている」と見識者たちが語っていたのだが、”これは少し違う“と、仲人をしている筆者は思う。 高学歴、高収入の女性たちも、“結婚はしたい”とは思っている。ただ、自分に見合う相手がいないのだ。
彼女たちは20代、30代と仕事に没頭し、キャリアを磨く。40歳という年齢が見えてきたときに、出産できる年齢のタイムリミットを考え、結婚を急に現実のものとして捉えるようになる。そして、婚活市場に参入してくる。 しかし、年収が自分と同等、もしくは上方の男性は、同世代の女性を結婚する相手として見てはいない。そうした男性たちも、結婚はイコール、子どもを授かり家庭を築くことなので、出産できる年齢の幅が広い女性を選びたいからだ。
また高学歴、高収入でコミュニケーション能力も高く、人当たりも見た目もそれなりにいい男性は、20代、30代前半のうちに、自分のキャリアを磨くことより上方婚を望んでいる若くて可愛い女性たちに捕まえられ、婚活市場に出ることなく、結婚へと導かれてしまう。 一方で、アラフォーを過ぎ、40代後半、50代になっても独身、初婚の高学歴、高収入の男性は、これまで女性との恋愛した経験がほとんどなく、女性とはうまく会話できないタイプが多い。
面白みはないけれど、真面目。そうした男性の良さに気づければいいのだが、バリキャリで恋もそれなりにしてきた女性たちは、こうした男性たちに魅力を感じない。 ■下方婚したバリキャリの結末 かつて入会面談に、外資系企業に勤めていて年収は3000万円超えという40歳の女性がいた。 30代前半で結婚したが、当時の彼女の年収は2500万円、男性は年収が400万円程度だった。趣味を通じて出会ったのだが、優しい彼を好きになって結婚し、間もなく海外赴任になった。