「この年齢なので、私の年収より低くて構いません」 年収900万40代美人の「婚活市場価値」切ない現実 それでも「結婚をつかんだ」女性に共通することは?
入会面談のときにこんなことを言った。 「この年齢なので、ぜいたくがいえないのはわかっています。ただ、子どもを授かることを考えたら、なるべく歳の近い方と結婚がしたいんです。収入に関しては、私は外資なので福利厚生が手厚くないし、退職金もない。男性は日本の企業に勤める方なら、私の年収より低くても構いません」 そして、サイト登録をした。 美人のきよみには、登録するやたくさん申し込みが来たのだが、年齢が近い(年下も含め)と、男性の年収は400万円台、500万円台が多かった。きよみと同等、それよりも年収の高い男性になると50代の申し込みが多く、年齢的にお見合いしてみたい相手ではなかった。
「まだ始めたばかりなので、できれば45歳くらいまでで年齢を区切りたいです。自分から申し込んでみます」 こう言って、年収は750万円以上、年齢を45歳までで区切り、見た目もタイプの男性に20件申し込んだのだが、1つも受諾されなかった。 「やっぱりこの年齢になると厳しいのですね」 先にも記したが、年収が1000万円近い、またそれ以上稼いでいるアラフォー男性は、同世代の女性を結婚の対象として見ていない人が多い。それだけの年収があれば、30代前半の女性、ときには20代ともお見合いが組めるからだ。
そこで、少し年齢の幅を広げ、49歳までの男性の申し込みは受けることにして、49歳・年収900万円の男性、48歳・年収850万円の男性、47歳・年収750万円の男性と、3つのお見合いをした。このうち、49歳と47歳にはお断りを出した。 「こちらの質問に一言答えると黙ってしまって、話が続かなかった。時間が過ぎるのをとても長く感じて、座っているのが苦痛でした」 3人の中でも48歳の男性とは「普通に話ができた」というので、「ピンとくるものはなかった」というが、交際希望を出した。しかし、交際になり一度デートしたものの、話がはずむわけではなく、その後、男性側からの連絡も来なくなった。