「九九がなかなか覚えられない子」におすすめの5ステップ
STEP5:実際にやってみる
実際に「一つのふくろにあめを4個ずつ入れて、5ふくろつくる」などの作業をして、九九(4×5)と結びつけてみます。「〇個ずつ入れた」ことがわかりやすいように、透明のふくろを使うとよいでしょう。「いちごを2個ずつ4つの皿に置く」など、生活の中に実践するやり方はたくさんあるので、子どもが楽しめるものを工夫してみましょう。
P O I N T
「九九を覚えること」と「かけ算を理解すること」は同時に求めず、子どもが得意なほう(少しがんばればできそうなほう)から取り組みましょう。九九を覚えることが得意な子は9の段まで覚えてから、「意味」をていねいに教えます。「覚えること」に時間がかかる子には、歌で覚えたり、九九の表や九九カードなどをそばに置いて、いつでも確かめられるようにしたりするなど、子どもに合った方法で練習していきましょう。
伊庭葉子, 赤塚智美