先端半導体に2千億円助成 経産省、キオクシアとWD
経済産業省は6日、半導体大手キオクシアホールディングスと米ウエスタン・デジタル(WD)が三重県と岩手県で共同運営する工場で最先端メモリー半導体を量産する計画に、最大約2430億円助成すると発表した。戦略物資と位置付ける半導体の供給体制を拡充し、経済安全保障の強化につなげる狙い。 斎藤健経産相は閣議後の記者会見で、メモリー半導体市場は「今後大きな成長が見込まれる」と指摘。日米の連携による先端品の生産は経済安保の観点からも「高い意義を有するプロジェクトだ」と強調した。 キオクシアは、2017年に東芝から分社化された半導体事業会社を傘下に収める持ち株会社。