東証プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…値下がり1位の銘柄、将来的な議決権の希薄化率「驚異の803%」と判明→前日比-20%超の大暴落【先週末の株価】
東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年11月29日(金)の騰落率ランキングをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:ワールド〈3612〉……前日比+268円(+13.89%)/終値2,198円 【売買材料】 11月28日(木)取引時間終了後、三菱商事ファッションの全株式を来年2月中に取得し、同社を完全子会社する方針を発表。これが好感され買いが広がった。なお、取得価格は93億2,500万円で、業績への影響は精査中としている。 2位:アイチコーポレーション〈6345〉……前日比+120円(+9.55%)/終値1,376円 【売買材料】 当日は特段個別の売買材料見当たらず。埼玉県上尾市に本社を置く大手機械メーカー。株価は2007年11月以来の高水準。 3位:グッドコムアセット〈3475〉……前日比+73円(+9.29%)/終値859円 【売買材料】 11月28日(木)、同社は24年10月期の業績修正を発表。営業利益を従来予想の53.4億円から54.5億円に上方修正したことが好感された模様。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:ユニチカ〈3103〉……前日比-49円(-20.16%)/終値194円 【売買材料】 11月28日(木)取引時間終了後、REVICを割当予定先とする総額約200億円の優先株の発行などによる再生支援が決まったと発表。優先株発行に伴う議決権希薄化率は約200%にのぼる。さらに、2027年8月以降は優先株1株あたり4株の普通株式を取得できる請求権を付す予定としており、請求権が行使された場合の潜在的な議決権の希薄化率は約803%になるとしている。こうしたなか、希薄化率の高さをネガティブに受け止めた投資家の売りが集中した。 2位:さくらインターネット〈3778〉……前日比-305円(-6.28%)/終値4,550円 【売買材料】 同日は特段個別の売買材料見当たらず。 3位:ダイヤモンドエレクトリックホールディングス〈6699〉……前日比-32円(-5.88%)/終値512円 【売買材料】 当日は特段個別の売買材料見当たらず。自動車株の下落に連れられた下げとの見方も。
THE GOLD ONLINE編集部(株式投資取材班)