福島県大熊町で生活体験 静岡県の土屋新太さん、東京都の小室南々海さん 30日まで住民と交流、就労体験も
ふくしま12市町村移住支援センターはタイミー(東京都)と連携し30日まで、福島県大熊町に県外から若者2人を招き、生活体験事業を繰り広げている。住民との交流や就労体験を通じて地域への関心を高めてもらい、移住・定住につなげる。 地域への興味がある人をタイミーが募り、静岡県の土屋新太さん(21)=常葉大経営学部3年=と、東京都の小室南々海(ななみ)さん(23)が選ばれた。 28日は、町内のJR大野駅前にある地域交流拠点「KUMA・PRE(クマ・プレ)」で業務を体験し、来訪者の対応などに励んだ。クマ・プレは30日で閉館となり、当日開かれる最後のイベントに向けた準備も手伝った。 土屋さんは「地域活性化に関わる仕事がしたいと思い、参加した。地域の実情が分かって楽しい」と笑顔を見せた。小室さんは「住民の方々と深く関わり、大熊について学んでいきたい」と語った。 29日も同様の仕事を行い、30日はイベント運営に携わる。