小池都知事が定例会見8月10日(全文1) 「生涯学べる100歳大学」来春開校
東京都の小池百合子知事が10日午後2時から都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】東京都・小池百合子知事が都庁で定例会見(2018年8月10日)」に対応しております。
沖縄・翁長知事の逝去、本当に残念に思う
小池:さて、はい。 産経新聞:小池知事の定例記者会見を始めます。冒頭お願いします。 小池:冒頭、知事の同志といたしまして沖縄県翁長雄志知事、ご逝去されました。ご逝去を悼みまして謹んでお悔やみを申し上げたいと存じます。知事とはかなり前ですが、私、沖縄担当の大臣をやっておりました際に、当時那覇市長だった翁長さんと那覇の大綱挽という大変壮大なっていいましょうか、ダイナミックなそういうイベントに参加したことを覚えております。それからフラッグツアーで昨年沖縄に行っておりますので、その際にも私からはパラリンピックの旗をお渡ししたように記憶いたしております。まだまだお若い知事でありましたけれども亡くなられて本当に残念に思います。ご冥福、心からお祈りしたいと存じます。 それからこれ、上野動物園であそこを待っている長蛇の列があるので、なんか工夫できないかということから動物園の担当、いろいろ考えてこんなうちわを作ってくれました。今日からあそこに並ぶ方は楽しみにしながらパンダのことを、そのシャンシャンに会う前に頭がどうなっているのかとか、器用な前足とか、いろんなノウハウもこれで分かるということで、動物園もちょうど夏休みですから暑さであるとか子供たちにいい思い出をつくってもらう、いろんな工夫をしていきたい、そのように指示もし、かつ非常に動物園もそれで燃えているということであります。
人生100年時代、シニアが本格的に学び直せる場所を
それから100歳大学のプレミアム・カレッジについてのご報告をしておきたいと思います。これ、かねてより申し上げておりますように、今、人生100年時代でございまして、そしてまた皆さんいろんな経験を積んでこられた方々が、例えば会社を退職された、リタイアされたあと居場所がなかなか見つからないとか、せっかくの技であるとかそうした知見を生かす場所がなかなか見つからないとか、これからの長寿社会をどうやって元気に、この自分自身の居場所、そして役割、見つけていくか、これ、大きな課題だと思います。ということで首都大学東京で来年4月から100歳大学を開校いたします。この名前がTMUプレミアム・カレッジという名称になっております。 で、このTMUプレミアム・カレッジでございますけれども、さまざまな経験を積んだ意欲あふれるシニアの方々に本格的にまた学び直しをしていただいたり、それからそこで新たな仲間と交流をしていただいたり、そんな場を提供させていただく。人生100年時代と今申し上げましたように、より豊かに活力あふれるものにしていくなどを目的といたしまして開設をいたします。対象ですけれども、50歳以上の方、それから在学期間が1年間で週3~4日程度通学していただくということを想定いたしております。で、場所は首都大学東京の南大沢キャンパスで開講いたしまして、いらっしゃるとお分かりでございますけれども、とても開放的で緑豊かなキャンパス生活を久々に満喫していただければと、このように思います。それとゼミや学部生対象の授業などを一緒に学べますので、深い学びとともに幅広い世代との交流を促進ということにもつながるかと思います。 で、学生証が交付されます。これって結構、元気のもとになるんじゃないかなと思います。それから専用のラウンジ、新たに整備をいたしまして学部生と同じように充実したキャンパスライフを送っていただくための環境を整えております。ただし授業料はいただきます。20万円を予定いたしておりまして、ただし入学金は不要といたしております。 で、カリキュラムについてですけれども「首都・東京をフィールドに学ぶ」をテーマにした、総合大学である首都大学東京が有しております豊かな教育研究資源を活用したものとなって、独自のカリキュラムを提供するということとなっております。で、例えば江戸・東京の歴史を学んだり、首都・東京のまち、それから都市の課題など東京、そして都市への体系的な理解を深めていただくための科目であったり、それから文化、文芸、栄養学などさまざまなニーズに応じました教養科目、これをご自身の興味合わせて選択できるということが大きな特徴になっております。授業内容、入学試験などの詳細でございますけれども、10月ごろにあらためて募集要項などでお示しをする予定でございますので、この夏の期間中、また勉強してみようかなどとお考えいただければと思います。 それからこの秋にはこのプレミアム・カレッジについてより知っていただくための南大沢キャンパスでさまざまな開校記念イベントというものを用意いたしております。第1弾が10月の21日の日曜日であります。で、開校記念シンポジウム開催をいたしまして私も伺う予定としております。で、シンポジウムでは『定年後』などの著者として有名な楠木新さんからのご講演をいただいたり、そのあと世界で最年長ということで、この間も先日から知られ、報道などもございましたけれども、ゲームのアプリを開発する方として多方面でご活躍中の若宮正子さん。もう見るからに若々しい、この方をお招きいたしまして、パネルディスカッションを予定いたしております。ぜひ多くの方々にご参加いただきたいと存じますので、またこれからも引き続き情報提供させていただきたいと存じます。