GTワールドチャレンジ・アジアの2025年最終戦開催地が決定。北京市内のストリートレースに
10月17日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、2025年のシリーズ最終戦として、北京市内でストリートレースを開催すると発表した。 【新設される北京ストリートサーキットのコース図】 2025年のGTワールドチャレンジ・アジアのスケジュールは、6月28日にクラウドストライク・スパ24時間の会場で最初のスケジュールが発表され、8月には詳細なスケジュールが明かされていたが、これまで2025年10月に中国で開催されること以外は未定となっていた。 そんななか、10月17日に北京で行われたeスポーツイベントのなかで、GTワールドチャレンジ・アジアを運営するSROモータースポーツ・アジアのベンジャミン・フラナソビッキがステージに登壇し、2025年10月17~19日に、北京で市街地レースを行うと発表した。 会場となるのは、北京の経済技術開発区『Eタウン』にある通明湖公園の周囲4.9kmの公道コース。サーキットのデザインについては安全性とスペクタクルを両立すべく、主要コーナーにランオフエリアが設けられ、最も狭いコーナー、広いコーナーともにシンガポールやバクーといったF1コースよりも大幅に広いという。コースデザインを手がけたのは、F1マイアミGP等を手がけた世界的モータースポーツコンサルタントのエイペックス・サーキット・デザインだ。 SROモータースポーツ・グループのファウンダー兼CEOのステファン・ラテルは「SROは中国でストリートサーキットを開拓した先駆者であり、GTワールドチャレンジ・アジア初のイベントがこの国で開催されるのは当然のことだ。北京『Eタウン』とストリートサーキットは、中国、アジアだけでなく、世界的にGT3レースの素晴らしい舞台になるだろう」とコメントした。 「このイベントを創設したゾウ・シルイ氏に感謝したい。彼の存在なくしてこのプロジェクトは実現できなかったし、世界のストリートコースの基準になるであろうものを作り上げてくれたエイペックス・サーキット・デザインにも感謝している」 北京ストリートコースの創設者として紹介されたゾウ・シルイは「北京『Eタウン』で我々が作り上げているものは、中国のモータースポーツの指針となり、GTワールドチャレンジ・アジアにとっても至宝とも言えるものになるだろう。非常に野心的なプロジェクトだが、SROも全力で取り組んでおり、信じられないほどのスペクタクルを生むことが約束されている」と開催に自信をみせた。 この北京開催が決まったことにより、2025年のGTワールドチャレンジ・アジアのカレンダーは下記のとおりとなった。 2025 GTワールドチャレンジ・アジア/ジャパンカップ カレンダー(10/17) Date/Cource/GTWCA/JapanCup/Nationality 4月11~13日/セパン・インターナショナル・サーキット/第1ラウンド//マレーシア 5月9~11日/プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・サーキット/第2ラウンド//インドネシア 5月30日~6月1日/チャーン・インターナショナル・サーキット/第3ラウンド//タイ 6月13~15日/スポーツランドSUGO//第1ラウンド/日本 7月11~13日/富士スピードウェイ/第4ラウンド/第2ラウンド/日本 8月29~31日/岡山国際サーキット/第5ラウンド/第3ラウンド/日本 9月12~14日/鈴鹿サーキット(+鈴鹿1000km)//第4ラウンド/日本 10月17~19日/北京ストリートサーキット/第6ラウンド//中国 [オートスポーツweb 2024年10月17日]