中野信治氏「裕毅がローソンに勝つことは当たり前」今季終盤6戦、角田裕毅の躍進に期待|WEDNESDAY F1 TIME
VCARBはダニエル・リカルドが離脱し、第19戦アメリカGP~第24戦アブダビGPにかけての6戦はリアム・ローソンがVCARB 01を駆ると発表した。今季終盤6レース、角田裕毅&ローソンの体制になったVCARBについて、レーシングドライバーの中野信治氏が言及している。 【動画】「角田選手は今までの日本人で一番と言っても過言ではない」松下信治氏は角田裕毅の速さに太鼓判 中野信治氏は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 TIME #30』に出演し、角田の僚友がローソンへとスイッチしたことについて、見解を示した。 「こう決まったことで、同時に何を意味するのか、ということがフォーカスされていると思う。(ヘルムート)マルコさんが(※来季レッドブル昇格の判断材料になると)言っていますし」
「裕毅的にはどうなんだろう。来年も(VCARBのシートが)決まってはいるんで。ある意味リラックスした状況で戦いに挑めると思う。ただ、そこから上ということを考えるとね」 「そういう意味では、今年この段階で(僚友のローソン)をやっつけておかないと。その先がどうなっちゃうのかな、と思いますね」 同番組には角田の先輩、松下信治氏も出演。ローソンについて「パッと乗って、すごく対応力があるように見えた」と、2023年のF1、そしてスーパーフォーミュラで間近に見た経験からこう述べている。 「スーパーフォーミュラも来られて、パッと乗って優勝していた経験がある。角田選手とローソンは同世代でもあるじゃないですか。今まで年上の人とのチームメイトアップが多かったので、チーム間のライバル意識が強まるんじゃないかと見ています」
中野信治氏は「裕毅がローソンに勝つことは当たり前」
角田vsローソンは今季終盤6レース、VCARBのチームメイトとして戦うことになる。マルコ博士はこの2人を戦わせたうえで、まだ契約を残しているセルジオ・ペレスと、レッドブルのシートを入れ替えることも選択肢であるかのようにほのめかしていた。番組MCのサッシャ氏は「何回角田選手は速さを証明しなければいけないのか」と発言。中野氏も思うところがあるようで、こう意見を口にしている。 「すごく難しいのは、レッドブルに上がれるかどうかという選定基準というか。その相手がなんでローソンになるのか」 「今まで(角田は)いろんなドライバーと走ってきて、ローソンって別にシーズンで戦ってきているドライバーでもないわけだし、ある意味裕毅がローソンに勝つことは当たり前だと思うんですよ。4年目なわけだから」