元ブラジル代表MFオスカルが退団へ ACLE光州FCとの試合後に涙
8年間中国でプレイ
中国スーパーリーグ上海海港の元ブラジル代表MFオスカルが、今季限りで退団することが濃厚なようだ。 かつてブラジルのサンパウロやインテルナシオナルでプレイしたオスカル。2012年にはチェルシーへ移籍し、在籍した5シーズンで公式戦203試合に出場し38ゴールを記録。2017年に中国の上海海港(当時は上海上港)へ移籍し、当時まだ26歳でまだまだヨーロッパのトップクラブでプレイできるレベルでありながら、中国を選んだことは世界中で大きな話題になった。その上海海港ではここまで8年間プレイ。248試合に出場し77ゴール。今シーズンは40試合で16ゴールを記録していた。 上海海港との契約は今シーズンまでとなっており、先日4日に行われたアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)の光州FCとの試合後、スタンドの海港ファンから残留を求められ、涙を流したという。その後の会見にて残留するのかとの質問に「それは今決断を下すことはあまりにも困難であり、おそらく数日または数週間後、僕と僕の家族と一緒に最終的な決定を下すだろう」と答えるにとどめた。しかし中国メディア『新浪体育』によれば、中国サッカー協会の外国人選手に対する給与制限政策が来年から導入されることが大きく、現在2400万ユーロのオスカルの年俸が大幅にカットされることがネックになっているという。そのため現状まだ明確に回答してはいないものの、オスカルがチームに残る可能性は低いと見られているようだ。 現在オスカルには母国ブラジルをはじめ、様々なクラブからオファーがきており、ブラジルメディア『BOLA・VIP』によれば日本の浦和レッズが獲得を狙っているという。果たしてオスカルの去就はいかに……。
構成/ザ・ワールド編集部