【侍・井端監督プレミア12ライバル分析・台湾編】首位打者・林立を筆頭に巧打者ぞろい
他チームはどうなの?誰が出るの?「ラグザスpresents第3回プレミア12」に出場する侍ジャパンは13日に1次ラウンド開幕戦のオーストラリア戦(バンテリンドーム)に臨む。14日には台湾に移動し、韓国、台湾(ともに台北ドーム)、キューバ、ドミニカ共和国(ともに天母)と対戦する予定。井端弘和監督(49)が対戦国を分析した。(取材・構成=神田 佑) 台湾について井端監督は「日本に近いプレーをする。手ごわい」と分析する。台湾プロ野球全6球団でNPBのOBの日本人コーチが指導し、自身も台鋼ホークスで客員コーチを務めた経験がある。「日本のコーチを入れているということは日本の野球を意識している」。まだ粗削りな部分は多いが、緻密な野球を目指している。 23年WBCのオランダ戦で適時打を放った二塁手の林立(リン・リー、写真、ゲッティ=共同)は今季、台湾プロ野球で打率・353で首位打者。20年に本塁打王と打点の2冠で新人王を獲得した林安可(リン・アンケ)らを含め巧打者がそろい「気を引き締めていかないと」と見据える。 昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップでも苦しめられた「火球男」の異名を持つ157キロ右腕・古林叡煬(グーリン・ルェヤン)は故障で辞退したが、現地で全3試合、6球団を視察した指揮官は「中継ぎ投手も球の速い投手が多くいた。バリエーションは豊富」と注意した。