“書店に住んでみる”店舗の真ん中で寝転んで…イスに座ってリラックスしながら夜通し読みふける 読書好きにはたまらないイベントに密着取材
住民 「読書で頭使うので、お腹すきました。」 「(本屋でお菓子食べるのは?)背徳感ありまくり」 広島市から参加した大学生の尾崎さんです。開始から1時間あまり、カメラに気づかないほどの集中力で、早速、一冊目を読み終えました。 広島大学の学生 尾崎優香さん 「(普段もこんなに集中してる?そうですね、一気に。慣れないミステリーでとまどったが、後半になるにつれタイトルの意味が何重にも重なりあって明かされるのが面白かった」 ジュンク堂書店 広島駅前店 三浦明子 店長 「本を読んでいて家族に呼ばれても気づかないときがある私も。外野の声や音を遮断したいとき(読書は)良い意味で逃げ場になる」 午前1時それぞれが思い思いの形で読書を楽しんでいました。ちゃっかり三浦店長も… ジュンク堂書店 広島駅前店 三浦明子 店長 「最近忙しくて…あ、きょうは読めるじゃんって、向こうからとってきて読んでます」 ■一晩で7冊を読み切った“住民”も 午前3時、店内の一部を消灯するころには寝落ちしてしまう人も… 広島大学の学生 尾崎優香さん (まだいけそうですか?)「まだ読みたい本があるので」 この日、尾崎さんは7冊を読みきりました。半数の参加者が寝ることなく本を読み続けていました。 住民 「目覚めた時一瞬混乱しました。なんでこんなとこにいるんだろうと」 「寝ても起きても本に囲まれて幸せだな」 ジュンク堂書店 広島駅前店 三浦明子 店長 「あなたをジュン区民(くみん)として歓迎します」 午前8時、本屋で一夜を過ごした証として「住民票」が発行されました。 住民 「気分が変わった時に違う本を選びに行けるのがすごい良かった。楽しかったです」 「数年に一回やりたいw」 広島大学の学生 尾崎優香さん 「早く本読むのやめて寝なさいて言われることはあっても、一晩中読んでいいよって言われることはなかったので、嬉しい、新鮮さ」 尾崎さんは、お気に入りの一冊を見つけたようです。 ジュンク堂書店 広島駅前店 三浦明子 店長 「それぞれの本にいろんなことがつまっていたり、いろんな経験を与えてくれるので、人との出会いと同じように、本との出会いを感じてもらえたら」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 青山高治 キャスター 「今回のイベントで、みなさんお気に入りの本を探せて満足されていましたが、参加者の中に、他の参加者が読んだ本を購入されている人が案外多くいたそうです。ジュンク堂広島駅前店、三浦店長によると、読みたい本を探すとき、自分の好みや価値観で探してしまいがちですが…人や書店のオススメを読んでみると、意外にも自分にあった本に出会えることが多いそうです。ジュンク堂では今後も、本と触れあえるイベントを開催したいと話しています。」
中国放送