59歳の元ヘビー級世界王者が今日ゴング、マッスルポーズでニヤリ!タイソンの現役時スパーリングパートナー
本日20日(水・日本時間)米国テネシー州のボクシングイベント『CountryBox』にて、59歳の元プロボクシングWBC世界ヘビー級王者オリバー・マッコール(米国)が、公式戦(3分4R)のリングに上がる。 マッコールは昨日、59歳とは思えぬマッスルな肉体を誇示し計量パス(ヘビー級戦)。数日前の公開練習時には腹が出ていた様子だったが、さすがの仕上げっぷりだ。 15日の58歳マイク・タイソン戦に続くレジェンドのカムバックに「ボクシング界では何かが起こっているんだ」とファンの声も。 【フォト&動画】59歳とは思えぬマッスル!30年前の番狂わせKOも マッコールは1985年にプロデビューし、全盛期のマイク・タイソンのスパーリングパートナーを務めていた。計300R以上ものスパーで一度もノックダウンされなかったと言い、無類のタフさを誇る。 94年にレノックス・ルイスの持つ王座に挑戦すると、番狂わせの2R KO勝利で戴冠した。前戦は19年5月で、約5年半ぶりの試合となる。戦績は59勝(38KO)14敗2NC。 相手は54歳のステイシー・フレイザー(米国)で、戦績は16勝(15KO)22敗と、負け越しているがKO率が高く強打を持つ。彼もマッコールと同じく5年半ぶりの試合だ。 15日(金・現地時間)にはタイソンが、元ヘビー級世界王者として最高齢の58歳でリングにたったが、マッコールはその記録を僅か数日で塗り替えようとしている。 マッコールはインタビューで「調子は良い、金曜日にファンが観たものとは、大きく違うものになる」とタイソンvsジェイクのようなものにはならないとし「活動的なことが大きな要因だ」と継続的に試合をしていたことが違いだと語る。 また「ここ5年ほど試合に出ていなかったのは、コロナ禍やいくつかのことが重なったためだ」と、衰えが原因で試合をしていたわけではないと語った。 更に「あと1年は戦いたい。そうすればプロボクサーとして40年になるから。その後はマネジメントの仕事をし、次世代ボクサーたちが世界王者になる手伝いをしたい」と1年後に引退するとした。 SNSでは59歳のリングインに「このスポーツでは今何が起こってるんだ」「高齢者虐待が流行りなのか」「勝者にジェイク・ポールが契約書を送るだろう」と懸念や揶揄するコメントも多い。 もっとも、相手のフレイザーは過去19回の試合のうち2回しか勝っておらず、22敗のうち17回もKO負けしている。これを指摘した海外メディアでは「こちらのほうが憂鬱な事実だ」と相手の健康を心配する所もあった。 前日計量では、マッコールは251.2ポンド、フレイザーは228.4ポンドでパス。試合はメインで行われる。