「頑張れ、頼むぞ!」「もう全力で踏みます!」53歳の師匠と初連係、30歳レーサーがド緊張/熊本競輪
熊本競輪の「ウィンチケット杯(F2)」が22日に2日目を迎える。7RのA級準決勝に出走する原井剣也(30歳・福岡=119期)に話を聞いた。 初日6Rを逃げ切った原井剣也。レース後は「3番手の藤野貴章さんが立ててくださった作戦通りに走れました。キツかったけど押し切れて良かったです」と笑顔を見せた。決勝進出した前節の青森に続いて初日1着クリア。「準決勝も頑張りたいですね」と意気込みを示したが、翌日の番組発表までそわそわしていた。 初日特選が終わり、翌日の準決勝の番組が発表。原井は自身のレースに師匠の加倉正義(53歳・福岡=68期)の名前を見つけると「やっぱり!」と声を出した。加倉から「頑張れ、頼むぞ!」と声をかけられると「頑張ります!」と背筋を伸ばした。 「もう今から緊張します。師匠との連係は初めて。あ~。力を出し切る? いや、もう全力で踏みます!」 その後も引きつった笑顔を浮かべたまま立ち尽くしていた。師匠を連れて、特選メンバーの伊藤稔真と九州別線の山崎翼を相手に、とにかく全力で脚を回す。(netkeirin特派員)