大物獲得ばかりの巨人「若手の不満が爆発寸前」…裏で大きく関わっていた人物の名前
巨人の不自然な大型補強に疑惑
中日から投手のライデル・マルティネス、ソフトバンクから捕手の甲斐拓也―「球界の盟主」巨人が大型補強を立て続けに行い、物議を醸している。というのも、それぞれ4年50億円、5年15億円という高額契約だったことが、巨人ファンや球団OBの目には不自然に映ったというのだ。 【写真】「執行猶予中に窃盗」でまた逮捕!「前科2犯」巨人ドラ2投手の転落人生 「マルティネスの実績は抜群だが、抑え投手にはすでに防御率0点台の大勢がいて、巨額な年俸を積む必要はなかったはず。甲斐にしても、守備力に定評はあるものの、チームに必要な打撃力には期待できない。どちらも阿部慎之助監督が獲得を望んだそうですが、良い補強だったとは思えません」(巨人担当記者)
阿部監督の指示ではなかった?
今季、リーグ優勝を果たしながらもクライマックスシリーズでDeNAに敗れた巨人。阿部監督の補強要請は当然と言えるが、ここまで強引な獲得に踏み切った裏には、実権を握る「黒幕」の存在があった。 「今回の補強は編成トップの吉村禎章本部長ではなく、水野雄仁本部長代理が進めたそうです。昨年9月に副本部長から昇格したばかりの水野氏は成果を出そうと躍起になっている。大山悠輔や石川柊太のFA獲得を失敗し焦ったのか、阿部監督の意向に便乗したのでしょう」(球団関係者) 起用法によっては、チームに軋轢も生じかねない。功を焦る水野本部長代理の「乱獲」が、マイナスに働かなければいいのだが……。 「週刊現代」2024年1月11・18日号より ……・・ 【つづきを読む】巨人が田中獲得の報道を「あえて遅らせた」裏事情…なぜこのタイミングでレジェンド救済を決めたのか
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