【ウインターカップ】福岡第一8強進出、粘る洛南を退けて6点差勝利 [高校バスケ]
最後まで粘る洛南を退けた福岡第一
12月26日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」男子3回戦で、ディフェンディング・チャンピオンの福岡第一(福岡②)と洛南(京都②)が対戦。1Q22-8とスタートダッシュを決めた福岡第一に対して、洛南は2Q巻き返して4点差で後半へ。その後半も一度は3点差まで迫ったが、福岡第一が71-65で逃げ切り。準々決勝に駒を進めた。 【表】ウインターカップ2024男子トーナメントをチェック 試合開始から福岡第一は、堅守速攻を展開。No.10宇田ザイオン、No.34シー・ムサ、No.77八田滉仁が得点。10-0というスタートダッシュを決めた。タイムアウトで流れを断とうとした洛南だが、福岡第一の勢いは止まらなかった。残り5分14秒、洛南はNo.8田中夢大のフリースローで初得点。しかし、この時点で2-16と差を付けられてしまった。それでも終盤に落ち着きを取り戻した洛南は、No.5中島悠登のアシストからNo.11神原龍太郎がミドルシュート、No.4松本秦が速い展開からレイアップ、さらにNo.8田中のフリースローと得点を重ね、福岡第一の22-8で1Qを終えた。 2Q序盤は互いに点を取り合う展開に。福岡第一はNo.77八田のレイアップに続いて、No.39藤田悠暉がミドルレンジから射抜くが、洛南はNo.6佐々木凌汰が3Pシュートを沈めると、No.5中島、No.9小林祐がレイアップと続けて、点差を縮めていくと残り2分半、No.8田中がフリースローを2本揃えて28-30に。福岡第一は、この苦しい時間帯にNo.10宇田がシュートをねじ込んで僅差リードをキープ。34-30としてハーフタイムを迎えた。前半、福岡第一は3Pシュート成功が1本もなかったが、2Pシュートは54.8%(17/31)と高い成功率を記録。猛追した洛南も47.4%(9/19)と高い2Pシュート成功率をマークした。 福岡第一は3Q、洛南をスローダウンさせるとキャプテンのNo.77八田がオフェンスをけん引。No.35宮本耀、No.33宮本聡の得点も続いてじりじりとリードを広げる。そして残り1分50秒、No.77八田のレイアップで49-38と再び2桁差に。洛南は距離のあるシュートを強いられ、10得点と得点が伸びず。福岡第一の51-40で3Qを終えた。 追いかける洛南は4Q、ゾーン・ディフェンスを仕掛けて福岡第一の足を止めると、No.6佐々木、No.4松本が技ありのフローターを決めた。しかし、福岡第一はNo.35宮本が3Pシュートを決めるとNo.10宇田がゴールにアタックして得点。2桁リードをキープする。クォーター中盤、洛南はNo.5中島がフリースローラインからジャンパーを沈めると、No.4松本のフリースロー、No.7井手の3Pシュートといいオフェンスを続けて残り4分強で54-63と1桁差に縮める。さらにゾーン・ディフェンスでターンオーバーを誘発すると、No.7井手、No.4松本が3Pシュートを射抜き、残り2分48秒で60-63とした。 ここでタイムアウトを取った福岡第一は、うまくズレを作ってNo.35宮本、No.51サー・シェッハが得点。さらに残り1分、No.10宇田が決めて7点差としたが、直後に洛南はNo.6佐々木が3ポイントプレー。4点差としたが、追い上げもここまで。福岡第一は残り6秒、No.33宮本のアシストでNo.51シェッハが得点。6点リードに広げると、そのまま逃げ切り、71-65で福岡第一が勝利した。 福岡第一はNo.77八田が両チームトップの26得点。さらにNo.10宇田が13得点、No.34ムサが12得点(10リバウンド)、No.35宮本が10得点と4人が2桁得点をマーク。洛南はNo.5中島が17得点、No.8田中が12得点、No.7井手が11得点、No.6佐々木が10得点を記録した。