イベントで来日中のレイ・アレンが男子日本代表の合宿を訪問…五輪に向け激励の言葉を贈る
「NBAファイナル2024」を盛り上げるファンイベント「NBAフェスin Japan 2024」の特別ゲストとして来日中のレイ・アレン。NBAチャンピオン経験者、そしてバスケットボール殿堂入りも果たしている往年の名シューターが、第2次強化合宿に臨んでいる男子日本代表の練習現場を訪問した。 【動画】アレンが出演したNBAファイナル第4戦の観戦パーティー アレンは1996年のNBAドラフトで全体5位指名を受け、ミルウォーキー・バックスでリーグデビュー。正確無比な3ポイントシュートを武器にリーグ屈指のスコアラーまで上り詰め、2008年にはボストン・セルティックスでNBAチャンピオンに。キャリア晩年に在籍したマイアミ・ヒートでも主力として優勝に貢献し、10度のオールスター選出という記録とともに2016年に現役を退いた。 ネブラスカ大学で活躍を残した富永啓生、ハワイ大学で競技に打ち込んでいるジェイコブス晶など、日本代表の面々との交流を楽しんだアレン。「これからみんなが挑戦するのは、全世界から国を代表した選手が集まる特別な場所。自分自身も国を背負って戦ったことをいまでも誇りに思っている」と、激励の言葉を贈った。 「過去の数字やランキングは関係ない。相手に対する最大のリスペクトは最大限闘うこと。君たちひとりひとりが、チームのために何をしなければならないのか。1パーセントだけでも上達したいという気持ちを持って、1日1日を大切に本番まで成長し続けほしい。あとはコートで証明するだけだ。健闘を願ってる」 NBA入りを目指している富永も、幼少期から見ていた選手との邂逅に感激した模様。「幼いころから、何度もハイライトを見てきた憧れの選手から話を聞ける素晴らしい機会をもらえることができて本当に気持ちが踊りました。実際に色々なアドバイスを聞けて、今掲げている目標に向かって自分も頑張ろうとモチベーションが上がりました」と語り、アレンとのひとときを楽しんだようだ。 6月3日より実施されている日本代表(FIABランキング26位)の強化合宿。今回招集されたメンバーは、22日・23日に北海きたえーる(北海道・札幌市)で開催されるオーストラリア代表(同5位)との国際強化試合の直前合宿メンバーとなり、パリオリンピックでのロスター入りも目指していく。
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