JR西、株主が混雑や遅れを追及 不便おわび、業務集約必須と弁明
JR西日本は19日、大阪市で定時株主総会を開いた。コロナ禍を経た経営環境の変化を受けて人員削減や業務効率化を進める中、株主から「みどりの窓口」の混雑や、列車遅延時の復旧遅れなどを追及する声が上がった。経営幹部は不便をわびる一方、「さらなる労働力不足が想定される中、業務の集約は必要と考えている」と弁明した。 東海道線(京都線)では11~12日に車両の不具合や指令ミスといったトラブルが重なり、運休や遅れで約22万人に影響した。冨本直樹鉄道本部運輸部長は「設備面の整理、システム活用の教育でダイヤの収束に向けて努力する」と述べた。 みどりの窓口の混雑を指摘する質問も相次いだ。