MMAデビュー戦で矢地祐介と対戦の桜庭大世 試合のテーマは「本当のバカ息子で終わるのか否か」【RIZIN.49】
「RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で行われた。 MMAデビュー戦となる桜庭大世(サクラバファミリア)が今回の試合のテーマとして「本当のバカ息子で終わるのか否かみたいなのがあると思う」などと語った。桜庭はかつてPRIDEなどで活躍した桜庭和志の長男。 桜庭は矢地祐介(フリー)と対戦する。2人は「能登半島地震チャリティ・イベント JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」(10月19日)で行われたQUINTETルールでの5vs5勝ち抜き戦に出場。桜庭は「TEAM SAKU」、矢地は「TEAM RIZIN」のリーダーを務めた。その前日会見で桜庭は戦いたい選手の一人に矢地を挙げていたのだが、桜庭は倉本一真と対戦し、ドローでともに脱落。大将を務めた矢地は出番が回って来ず、2人の対戦は実現しなかった。 今回の参戦にあたり「賛否両論はあった。それは分かっていたことだし、あと、知らない人が言っているのはあまり気にならないけど同じファイターは飛び級したことに対して、いろいろ思うところもあると思う」とRIZINの大晦日大会でMMAデビュー戦という破格の扱いへの周囲の反応を率直に明かしたうえで「良くも悪くも結果で黙らせられるのが格闘技。勝っちゃえば、文句言えないだろうし、頑張ろうと思っています」と続けた。 そして今回の試合のテーマとして「本当のバカ息子で終わるのか否かみたいなのがあると思う。負けちゃったらただのバカ息子って言われそうだなというのはあります」と語った。 ファイターとしての目標を父・和志に置く桜庭。とはいえ父を越えるためには他の要素も必要。他に目標とする選手などがいるかと問われると「勝つことは絶対大事だと思うのですけど、あくまで人が見てナンボのものというか、どれだけ本当に人の心を動かせるかっていうのが大事だと思うので、この競技に関しては。そこを意識して、やっていこうと思っています」と桜庭イズムを思わせるコメント。 また父の得意技である「桜庭ロック」については「特に“こうしろ”とか“こうしたほうがいい”というものはなく、やられて覚えました。散々やられているので」とやられながら習得。得意技の一つになっていると笑顔を見せた。
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