30GBの「ahamo」は国際ローミングにも最適 海外でも“普段の感覚”で使えるありがたさを実感
国をまたぐ場合でもSIMを切り替える必要なし
筆者は、従来のレンタルWi-Fiルーターを使ったり、現地SIMを購入したりするよりも、国際ローミングがここまで大容量かつ、低コストになれば「現地SIMなどを用意しなくてもいいのでは?」と考える。特に香港から深セン、マカオといった陸路のイミグレーションでもSIMの切り替えなどが必要ない点はありがたい。 国際線の乗り継ぎなどでも容易にネット環境を確保できる点もうれしい。アジア圏ではソウル、北京、上海、香港、シンガポールなどでの短時間の乗り継ぎでは便利に利用できる。空港のフリーWi-Fiも必ずしも快適に利用できるわけではないので、常時接続できる安心な通信環境を確保できるという意味でもプラスだ。
データプラスで契約している回線も国際ローミングで利用できる
もう1つ、ahamoのうれしい点として、データプラス(シェア回線)で契約している回線も国際ローミングの対象になる。PCやタブレット端末はもちろん、2台目のスマホも国際ローミングで利用できるので非常にありがたい。 データプラスの容量は親契約からのシェアとなるため、使える容量は親回線と共有される。一般には問題ないものの、大容量の「ahamo大盛り」で契約している場合、データプラスで利用できる容量は国際ローミング込みで最大で30GBとなるので注意が必要だ。
増量したahamoなら海外でも「普段の感覚」のまま安心して使えた
ahamoを海外で使うには、端末側で国際ローミングの項目をオンにする必要がある。国際ローミングは、持ち込んだ端末の相性はもちろん、地域によっては帯域を制限することもある。多くの地域で利用できることに間違いはないが、快適に利用できるかどうかは別問題だ。 筆者が11月に香港に渡航した際、現地キャリアの3(Three HK)に接続。5G環境も快適に利用することができた。筆者はahamoを用いて過去にも韓国、中国本土、台湾などにも渡航しているが、どの地域でも安定して高速通信を利用できた。 使った端末は「iPhone 16 Pro」と、Huaweiの「Pura70 Ultra」だったので、海外の通信環境でも問題なく利用できた。このような場面では、日本以外で使用される多くの通信バンド帯を利用できる機種の方がより快適に利用できる。 今回、筆者は香港で3日間ほどahamoのプランにて国際ローミングの環境で利用した。増量されて使える容量が30GBもあるため、容量の節約などは考えず日本で使うのと全く同じ感覚で利用することができた。 実際に2泊3日の渡航で使った容量は約17GBだ。ここでは普段から使う容量に加え、現地で購入したスマートフォンのセットアップ、動画や画像のアップロードにも使ったため、1日あたり5GB強と通常よりも多めに使ったと考える。 一般的な利用シーンなら1日にせいぜい1GB程度の利用量と考える。仮にahamoのローミング期間の全日程15日間、毎日1GBの通信を行ったとしても「まだ半分も使える」と考えれば、心に余裕を持ってスマートフォンを使えるはずだ。現地の記録をSNSにアップロードすることはもちろん、現地から動画配信することも大きな不安なく可能だ。